オンライン会議のクオリティーは、部屋にある照明の環境を見直したり、窓の位置を考えて座る場所を決めたりするだけで大きく変わる。相手に良い印象を与えるライティングのコツを、プロの映像クリエイターに聞いた。外出先でも、名刺一枚あれば表情がくっきり写るようになる。

※日経トレンディ2021年5月号の記事を再構成

手ごろな価格のLED照明でも、プロ仕様に近い環境は作れる。写真はAmazonで約5000円で販売されていたLED照明2灯セット
手ごろな価格のLED照明でも、プロ仕様に近い環境は作れる。写真はAmazonで約5000円で販売されていたLED照明2灯セット

 オンライン会議で、音質の改善に次いで取り組むべきが映像クオリティーの向上だ。「オンライン会議ではネットワーク回線の状況やサービスの仕様で映像が圧縮されてしまうため、カメラのスペックよりもまずは部屋にある照明の環境を見直した方がクオリティーを高められる」と映像クリエイターの伊納達也氏は話す。

 下にある「BEFORE」はオンライン会議でありがちなシチュエーションを伊納氏が再現した写真。顔が暗めに映っているが、照明環境を見直すだけで「AFTER」の写真のように顔全体を明るく映し出すことができる。

BEFORE
BEFORE
人物の真上に照明があると顔が暗くなりがち
AFTER
AFTER
2台のLED照明で左右45度から照らすと顔を明るく映せる

最初にチェックするのは照明の位置

 まず初めにチェックしたいのが、オンライン会議を行う部屋にある照明の位置だ。絶対に避けるべきが、カメラに映る自分の真上や後ろの位置に天井の照明があるパターン。カメラから見ると人物が逆光状態になってしまい、顔がシルエットのように暗く、表情が見づらいため陰鬱で不安な印象を相手に与えてしまう。

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