日経クロストレンドがまとめた「トレンドマップ 2022上半期」のテクノロジー&消費トレンド編。テクノロジー分野では「カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出実質ゼロ)」、消費トレンド分野でも「サステナブル・エシカル消費」が経済インパクトのスコアを大きく伸ばした。

2021年12月に16車種もの電気自動車(EV)コンセプトを発表したトヨタ自動車の豊田章男社長
2021年12月に16車種もの電気自動車(EV)コンセプトを発表したトヨタ自動車の豊田章男社長
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 トレンドマップ 2022上半期では、テクノロジー分野で27キーワード、消費トレンド分野で29キーワードを編集部が選定。それぞれを認知する人に、そのキーワードの現時点での「将来性」と「経済インパクト」を5段階で尋ね、1~5点でスコアリングした。トレンドマップは右に行くほど経済インパクトが大きく、上に行くほど将来性が高いことを示す。

テクノロジー分野のトレンドマップ2022上半期
テクノロジー分野のトレンドマップ2022上半期
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 まず、テクノロジー分野の調査結果を見ていこう。2021年8月に行った前回のトレンドマップ調査に比べて今回、将来性スコアを伸ばしたのは、「空飛ぶクルマ」(将来性スコア3.53)で前回比プラス0.28ポイントだった。ただし、高スコアの基準としている「4.00」には届いていない。

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