スマホ料金を見直すついでに、各社のサービスの使いこなし方も覚えて、お得も最大限に享受したい。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアは、それぞれ主力に据えるべきECサイトが異なる。各サイトの還元率と利用者向けの特典を比較した。知っておくべき、得するテクニックも併せて紹介する。

※日経トレンディ2021年4月号の記事を再構成

前回(第16回)はこちら

 通信キャリア各社のサービスを使いこなすことで、得するチャンスが増える。まずNTTドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアについて、主力に据えるべきECサイトの還元率と自社ユーザー向けの特典を比較したところ、最強なのは「PayPayモール」。毎週日曜日に限るが、ソフトバンクユーザーが利用すると10%相当のPayPayボーナス(PayPayの残高の一種)が上乗せされる特典は、他サイトよりお得度で頭一つ抜けている。

 「Yahoo!ショッピング」でも同様に、毎週日曜日にソフトバンクユーザーが利用すると10%分の上乗せがあるが、違いはベースとなる還元率。PayPayモールでは「PayPayとヤフーアカウントの連携」「対象3サービスの利用」など各種条件を満たすと最大12%還元となるのに対して、Yahoo!ショッピングは最大8%還元と少し低めに設定されている。なお、ソフトバンクユーザー以外でも「ヤフーカード(Yahoo! JAPANカード)」またはPayPay残高払いなら、毎週日曜日に+5%還元となるので、該当している場合はぜひ活用しよう。

ソフトバンク

メインEC/PayPayモール
メインEC/PayPayモール

 PayPayモールでの買い物にPayPay残高払いを利用すると、誰でも最大12%還元。加えて、毎週日曜日にはソフトバンクユーザーは+10%、それ以外は+5%のPayPayボーナスが戻ってくるため、最大22%還元に。

日曜日の恩恵が絶大
日曜日の恩恵が絶大
※1 ソフトバンクユーザーは通常508円(月額・税込み)の会費が無料。 ※2 他キャリアユーザーは+5%

 ドコモのECサイト「dショッピング」は常時開催されているキャンペーンがなく、毎月20日にdポイント還元が20倍になる「dショッピングデー」のみと使い勝手がイマイチ。しかしドコモユーザーなら、金・土曜日に「アマゾン」でd払いを使うことで得できるのが利点だ。アマゾンのみでの購入は3%還元、他の対象サイトで買い回りをすると最大6%還元となるので、週末はまとめ買いのチャンス。d払いの支払い方法はdカードでもいいが、携帯料金合算払いを指定してより高還元のカードとひも付ける方法もある。

NTTドコモ

 ドコモユーザー限定で、Amazonの支払い方法をd払いに設定できる。通常1%分のdポイントがたまるほか、毎週金・土曜日は「d曜日」によって2%分の上乗せが得られ、3サイト以上の買い回り条件の達成で最大6%還元になる。Amazonプライムの加入特典を利用している場合に、一定期間+2%還元になるキャンペーンもある。

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