新常態で激変 マーケターの実像2021

マーケターとしての経験を積み、スキルを身に付けることで、いずれは企業の枠を越えて活躍する――。そんな理想を描いている人もいるだろう。特集「マーケター実像調査 2021」第5回のテーマは、転職希望やキャリア意識について。今後も今の勤務先でマーケティング業務を続けたいか、他社でマーケティングの仕事をしたいか、あるいは他部門に異動したいか。近年、解禁する企業が相次ぐ「副業」についても聞いてみた。

前回(第4回)はこちら

このまま今の勤務先でマーケティング職を続けるか、転職するか、あるいは他部門の仕事か(写真/Shutterstock)
このまま今の勤務先でマーケティング職を続けるか、転職するか、あるいは他部門の仕事か(写真/Shutterstock)

 特集第3回「渡るマーケは銭次第? 給与『満足』の2/3人が『やりがい実感』」では、マーケティングの仕事にやりがい、達成感を得ているマーケターが多数派である一方、40代は他世代よりも達成感が低いことや、男女でやりがいを感じる出来事に違いがあること、勤務先企業の好業績や給与満足度の高さがやりがいの実感と相関していることなどが見えてきた。

 特集第5回では、転職希望などキャリア意識について焦点を当てる。「転職」は現在の勤務先を辞めて他社の社員になることを指すのが一般的だが、文字通り解釈すれば、職を変えること、すなわちマーケティング業務から他部門に職務を変える意味もある。そこで今回、今後のキャリアについて転職希望の有無(2択)ではなく、「1.現在の勤務先で、マーケティング部門で活躍したい」「2. 現在の勤務先で、他部門に異動したい」「3.やがて転職して、マーケティング部門で活躍したい」「4.やがて転職して、他部門の仕事をしたい」の4つに「5.独立して働きたい」を加えた5択で選んでもらった。

マーケターとして、どのようなキャリアを希望するか
マーケターとして、どのようなキャリアを希望するか
【特集】新常態で激変 マーケターの実像2021

 結果は、「現在の勤務先で、マーケティング部門で活躍したい」がトップで37.8%。次いで「現在の勤務先で、他部門に異動したい」18.3%、「やがて転職して、マーケティング部門で活躍したい」17.3%、「やがて転職して、他部門の仕事をしたい」13.3%と続き、「独立など(その他回答含む)」も13.3%いた。現在の勤務先で仕事を続けたい人が56.1%、マーケティング業務を続けたい人(「独立など」を除く)が55.1%と、いずれも過半数を占める。「独立など」の中には、やがて家業を継ぐといったケースもあるが、多くはマーケティング業務で培ったスキルを生かしてフリーランスのマーケターとして活動、あるいは起業してマーケティング支援事業を展開するもくろみであることから、7割弱がマーケティング関連業務に関わり続けたいとみていいだろう。

年齢別に見るキャリア希望
年齢別に見るキャリア希望

 年代別にキャリア選択を見ると、40~50代が「現在の勤務先」を、20~30代が「やがて転職」を選ぶ比率が高めに出ている。やはり他社への転職は若手のほうがしやすく積極的ということだろう。50代では「独立など」が24.0%で、「現在の勤務先でマーケティング部門」に次ぐ選択肢となっている。

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