
データドリブンな会社のつくり方
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- 第12回
- 2021.09.01
データで「囲い込み」をしてはいないか CRMより大事なVRM 他企業とデータを共同利用して本格的にマーケティングに生かしていくには、VRM(Vender Relationship Management)という考え方が重要だと、東日本旅客鉄道(JR東日本)でデータマーケティング部門を率いる渋谷直正氏は指摘する。企業がデータドリブンに転換するための要諦を解説する本連載の最終回は、少し先を見据えた新たな枠組みに迫る。 -
- 第11回
- 2021.08.18
注目を集める「秘密計算」って何? データ流通でGAFA対抗 圧倒的なユーザー数を抱え、巨大データホルダーとなったGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)。データ量では、日本企業は1社では太刀打ちできない。複数社間でのデータの共有・共同利用が突破口と目されるが、個人情報保護の観点で議論は必須だ。そんな中、注目を集めるのが「秘密計算」。その有用性と課題を解説する。 -
- 第10回
- 2021.07.21
「理論的に正しい」だけではダメ 考えるべきデータ活用のモラル 数学的、理論的に正しいと思われたアルゴリズムが、人の不利益になるケースは少なくない。データ活用には、法律やルールを守ることだけでなく、モラルの問題が常につきまとう。データドリブンを推進する上で避けては通れないこの問題を、東日本旅客鉄道(JR東日本)でデータマーケティング部門を率いる渋谷直正氏が解説する。 -
- 第9回
- 2021.06.30
“普通の人”が目指すべき、データ分析のスキルセットを大公開 データドリブン化の加速のために必要な分析ツールの導入。だが、「どのような分析人材を育てたいか」という明確な目的・目標を持たないと、ツールの活用が進まず無駄になる可能性も高い。今回は、東日本旅客鉄道でデータマーケティング部門を率いる渋谷直正氏がまとめた、一般的なビジネスパーソンが目指すべき目標とそれに必要なスキルセットを公開する。 -
- 第8回
- 2021.06.16
Excel集計の次は「BI」へ データ分析ツールの正しい選び方 小さな分析事例が積み上がり、データドリブン化の機運が高まってきたら、本格的に分析ツールの導入を検討する段階に入る。だが、ツール選びは、「どのような分析人材を育てたいか」ともリンクしており、そう簡単ではない。今回は、ツールの現状と選び方を、東日本旅客鉄道でデータマーケティング部門を率いる渋谷直正氏が解説する。 -
- 第7回
- 2021.05.26
IT投資はタイミングに注意 全社データドリブン化に必須の3要素 分析人材を見つけ、A/Bテストや小さな予測モデルの構築にチャレンジしたら、いよいよ全社的にデータドリブンを広げていく段階に入る。そのために必要なのが全社横断のIT部門の参画だと、デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)の渋谷直正氏は指摘する。ただ、導入タイミング次第では逆効果の可能性もあるというが、その真意は。 -
- 第6回
- 2021.04.28
分析の初手に有効な「A/Bテスト」 陥りがちな2つの落とし穴 データ分析人材の候補を見つけたら、次に何をすべきか。まずは、小さな成功体験をいかにつくるかが、企業全体をデータドリブンに変えていく近道だと、デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)の渋谷直正氏は指摘する。今回は、どのようにして小さく始めるのか、具体的な施策について説明をしていく。 -
- 第5回
- 2021.04.14
「理系」「数字に強い」で選ぶのはNG 間違いだらけの分析人材探し 「我が社にはデータ分析ができるような社員はいない。どうやって始めればいいのか?」。これだけ分析人材の不足が叫ばれる中で、当然浮かぶ疑問だ。連載第4回で述べたように、データドリブン化のカギを握る「シチズンデータサイエンティスト」を発掘、育成する要諦を、デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)の渋谷直正氏が説明する。 -
- 第4回
- 2021.03.31
“専門家”より大事なDX人材 必要なのは「求解」より「翻訳」 社内における人材不足をDX(デジタルトランスフォーメーション)が進まない言い訳にしてはいないだろうか。安易な外部委託は競争力の源泉を流出させる可能性も秘め、データドリブン企業を目指すには、社内での人材育成は避けて通れない。デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)の渋谷直正氏が今、最も必要な人材と語る「シチズンデータサイエンティスト」とは何か、どう育てるべきか、要諦をまとめた。 -
- 第3回
- 2021.03.17
ベンダーの言いなりになっていませんか? 過大投資が起きるワケ ベンダーに言われるがまま、過大な投資をしていないだろうか。DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)の活用に関しては、効果予測が困難にもかかわらず、企業の財布のひもは緩みがちだと、デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)の渋谷直正氏は指摘する。なぜ企業は過大投資に突き進むのか、その理由に渋谷氏が迫った。 -
- 第2回
- 2021.03.03
ITツールを入れてそれで満足ですか? DXの失敗を防ぐ4視点 ベンダーや外部専門家に言われた通りにツールを導入してみたが、活用されず、成果も見えないーー。そんな失敗をしていませんか? データ活用失敗の4大要因は、「戦略」「コスト」「データ」「人材」。なぜ企業は失敗に陥るのか、デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)の渋谷直正氏がひもとく。 -
- 第1回
- 2021.02.10
データ分析をしていいことは何? デジタルガレージ渋谷氏が解説 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が叫ばれる中、ツールを導入したものの思ったほど成果が出ないケースも目立つ。どうすればデータドリブンな会社に変革できるのか、日本航空(JAL)で顧客情報分析などで実績を上げ、その後デジタルガレージCDO(チーフデータオフィサー)に就いた渋谷直正氏が要諦を語る連載。第1回は、データドリブン企業へ変身するために「どこから手を付けるか」。