キャッシュレス決済の普及に伴い、財布には複数の役割を持たせて荷物をコンパクトにしたいと考える人が増えている。「キャッシュレス財布 abrAsus」にはカギを収納できる専用ポケットが、「POKECA」には折り畳みエコバッグの機能が付く。ユニークなアイデア財布6点を紹介する。
※日経トレンディ2021年3月号の記事を再構成
コロナ禍で接触機会を減らせるキャッシュレス決済の必要性が増している。以前からミニ財布「abrAsus(アブラサス)シリーズ」を展開していたバリューイノベーションでは、「キャッシュレス決済の普及で、カードと紙幣の収納をメインにした財布へのニーズがより高まった」という。現金はカード決済が利用できないときの備えとして持ち歩く程度で、荷物をコンパクトにできるのなら、小銭入れなどは無くてもいいという人も増えているようだ。
キャッシュレス財布 abrAsus(バリューイノベーション)
内側に鍵をスマートに収納 “最小限”を持ち歩く極薄型
小銭入れまで省略したのが「キャッシュレス財布 abrAsus」。紙幣とカードの収納をメインに設計されたミニ財布で、手に持つと極めて薄いことが分かる。厚さ約7ミリメートル、重さ28グラムの極薄・軽量タイプ。カード類5枚と紙幣が10枚入り、十分に実用的だ。特筆すべきは、鍵をスマートに収納できる専用のポケットが財布の内側にあること。最大2本の鍵、もしくは1本の鍵と500円玉1枚を入れれば、カードや紙幣とまとめてスマートに持ち運べる。実勢価格1万5000円(税込み)。
シェリー スマートウォレット(SHELLY)
2枚のICカードを切り替えて使える 3つ折りのコンパクト財布
店舗によってキャッシュレス決済するカードを変えたい。そんなニーズに応えるのが、財布に入れた2枚のICカードを干渉なしで使い分けられる「シェリー スマートウォレット」だ。磁気シールドの特許技術を応用したミニ財布で、読み取り機にタッチする面を変えるだけで、2枚の交通系ICカードなどを切り替えて使える。約120の金融機関に採用された磁気シールド技術を持つメーカーが開発したユニーク商品だ。コンパクトに持ち運べる3つ折りタイプだが、カード約8枚、100円玉約15枚、紙幣が約10枚入るなど収納力はそれなりにある。実勢価格9900円(税込み)。
この記事は会員限定(無料)です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー

【最新号のご案内】日経トレンディ 2023年7月号
【巻頭特集】ずるい!ChatGPT仕事術
【第2特集】得する旅行術
【第3特集】シン・ツーリズム
【SPECIAL】山田涼介インタビュー
発行・発売日:2023年6月2日
特別定価:850円(紙版、税込み)
■Amazonで購入する