家庭という生活の場に仕事が入り込む在宅勤務。ニューノーマル時代の新しいワークスタイルを確立させるためには、仕事とプライベートの「分離」と「両立」をシーンによって上手に切り替えることが重要だ。ビデオ会議でプライバシーを守ったり、複数の予定を一括管理したりするグッズが強い味方になる。

※日経トレンディ2021年3月号の記事を再構成

前回(第3回)はこちら

Cam-A-Lot(Gig Gear)

散らかった部屋も一気に隠せる 個人用プライバシースクリーン

「部屋の様子や家族の姿をビデオ会議の画面からシャットアウトしたい」。そんなニーズに応える新発想アイテムが、映像関連のプロ向け製品を販売するGig Gearが開発した「Cam-A-Lot」だ。直径約145センチメートルの円形のプライバシースクリーンで、椅子に取り付ければビデオ会議の背景を完全に覆い隠せる。見た目は奇抜だが、部屋の様子などビデオ会議の背景に映るものをブロックできるのが利点だ。面ファスナーで椅子に取り付けて使う。表は緑色、裏は白色で、Zoomなどのバーチャル背景との相性もいい。使用しないときは直径約55センチにできるが、畳むにはやや慣れが必要だ。実勢価格8800円(税込み)。

SOiRO(ジリリタ)

好きな部屋に持ち運んで使える 組み立て簡単な軽量デスク

 仕切りで囲まれたデスクでありながら、家族と適度にコミュニケーションも取れるのが「SOiRO(ソイロ)」。半個室のようなブースだが、左右の壁にある丸窓から部屋の様子も分かる仕組みで、仕事中でも家族とちょうど良い距離感を保てる。軽いため使う場所を簡単に移動できるほか、折り畳んで壁に立てかけておくこともできる。重さは約6キログラムと軽く、自宅の好きな場所に移動して仕事ができる。使わないときは畳めば約5センチメートルの厚さになる。「以前から企画していたが、在宅勤務需要を受けて急きょ商品化。10万円以上の価格を予定していたが、仕様や生産工程、販売方法を見直して低価格を実現した」(ジリリタの髙島勇夫氏)。実勢価格3万2780円(税込み)。

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