
ハンバーガーチェーンを筆頭に外食プレーヤーも植物肉の提供に乗り出している。“1人焼き肉”で知られる焼肉ライクは、焼き肉チェーンで初めて参戦。海外で実績のあるバーガーキングも、日本独自の植物性パティを使う「プラントベースワッパー」を商品化した。いわく「ジャンクな代替肉バーガー」。逆張り戦略の狙いとは?
「100点。ずっと待ってました」
2021年1月中旬、東京・渋谷にある焼肉ライク渋谷宇田川町店。ビーガン(完全菜食主義者)の喜多佳穂里さん(38)は満足した様子で箸を置いた。タッチパネルのメニューから選んだのは「NEXTカルビ」(50グラム税別290円)と「NEXTハラミ」(同310円)。どちらも大豆を原料に作られた代替肉だ。
【日経MJ共同特集】世界を救う「代替たんぱく」の衝撃
【第1回】 肉のフードテック最新プレーヤーマップ公開 新市場を獲るのは?
【第2回】 味の素が乗り出す植物肉の「おいしさ革命」 普及の起爆剤に
【第3回】 イケアの代替肉戦略 都市型店舗では既に5割が植物由来へ転換
【第4回】 おいしくて「ジャンクな植物肉」 バーガーキングの新境地 ←今回はココ
【第5回】 低コストで培養肉の大量生産狙う 日本ハムがスタートアップと協業
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焼き肉のファストフードをコンセプトに掲げる焼肉ライク(東京・渋谷)は、20年11月から一部店舗で代替肉をメニューに加えた。今までの焼き肉の概念を覆すことがブランドとしての価値になっていく――。そんな思惑から始まった。
すぐにビーガン向けのSNS(交流サイト)などで話題になり、サンプルとして店内で1枚単位での無料提供を始めた。20年12月には取り扱いを全店舗に拡大し、21年1月には宅配限定で弁当メニューにも採用した。では、肝心の味はどうなのか。
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