
- 全21回
ビール・日本酒・ワイン ブレイク予測!
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- 第1回
- 2021.02.15
画期的なマーケ手法 「上川大雪酒造」の地酒に客が殺到する理由 今飲むべき日本酒を通に聞くと、必ず名前が挙がる酒蔵が上川大雪酒造だ。看板銘柄「上川大雪 特別純米」の人気に加え、地元でしか手に入らない“幻の地酒”も話題。日本酒に関する情報を発信するウェブメディア「SAKETIMES」編集長の小池潤氏は、「町おこしにも一役買う地元密着型のマーケティングは画期的で、2021年にさらに人気を高めそうだ」と語る。 -
- 第2回
- 2021.02.15
今飲むべき革新的な日本酒は? 新トレンドは「甘酸っぱさ」 日本酒の世界では、新興のブランドや酒蔵の活躍が目覚ましい。少量生産かつ流通を絞りながらも「これなら飲みたい!」とファンを急拡大させたのは、「No.6」で一世を風靡した新政酒造。革新的な酒造りは、業界に多様なトレンドを生み出した。今注目の一つが、「仙禽」を代表とする甘酸っぱい日本酒。昔ながらの製法で醸す「シン・ツチダ」なども話題だ。 -
- 第3回
- 2021.02.16
「超高級日本酒」が3日で完売 ベンチャーや海外勢が仕掛ける 日本酒では、超高級化もトレンドの一つ。ベンチャー企業が仕掛けるブランド「SAKE HUNDRED」の主力商品は、1本3万円に迫る高価格帯ながら販売3日で完売する人気だ。新たなジャンルでは、シャンパンのような「発泡清酒」に注目。海外プレーヤーの参入や、海外で立ち上げた酒蔵からの“逆輸入”といった動きも、日本酒の多様性を広げている。 -
- 第4回
- 2021.02.16
「獺祭」「久保田」「八海山」 名門のブランド強化、次の一手 「獺祭」「久保田」「八海山」といった銘酒を手掛ける“名門”酒蔵が、相次ぎ数十年ぶりとなる大胆なブランド改革や刷新に取り組んでいる。ライフスタイルの多様化に伴って求められる日本酒が変わり、現代の暮らしに合った銘柄へと変貌を遂げようとしている。 -
- 第5回
- 2021.02.17
大手ビール4社開発者の異例座談会 ライバルの味をどう見てる? 激しいシェア争いを繰り広げるキリン、アサヒ、サントリー、サッポロの大手ビール4社。毎年のように投入される新製品の味づくりを開発現場で決める立場にある4人が一堂に会した。自社のビールこそが最高だと考え、未来もそうであるように日々おいしさと格闘する彼ら。異例の“共演”となるライバルが、互いの商品への見方や、ビールをもっとうまくするための挑戦を語り合う。 -
- 第6回
- 2021.02.17
志賀高原ビール×イチローズモルト 注目の“異酒コラボ”を追う 醸造家であるブルワーが、手塩にかけて造るクラフトビール。全国に商品を流通させる有名ブルワリーでも、その多くが定番ラインアップの他に少量で限定醸造したビールを発売している。「志賀高原ビール」を手掛ける玉村本店は、ウイスキーブランドや他のブルワリーなどとのコラボを推進。従来のクラフトビールの枠を超えたプレミアムな一品は、最新トレンドを知るうえで欠かせない。 -
- 第7回
- 2021.02.18
ビール通にHazy IPAが大人気 WEST COAST BREWINGの緻密な戦略 世界のクラフトビール人気をけん引しているHazy IPAで、ビール通をうならせているブルワリーが「WEST COAST BREWING」だ。トロピカルフルーツや柑橘類を思わせる香りは、日本で主流のラガービールのそれとは全く異なる。瞬く間に“日本のHazy IPA”の象徴となるまでに至った裏には緻密な戦略があった。 -
- 第8回
- 2021.02.18
人気漫画『神の雫』原作者2人に聞く ワイン語彙力の鍛え方(1) 世界で累計1100万部以上を発行する大人気ワイン漫画『神の雫』。登場人物がワインを語る斬新かつ詩的な表現の数々が話題を呼び、世界のワインブームに一役買ってきた。原作者「亜樹直」は、樹林ゆう子と樹林伸の姉弟の共同ペンネーム。コルクを抜いては言葉を重ね、人と人とをつないできた2人に、ワイン語彙力の鍛え方を聞いた。 -
- 第9回
- 2021.02.19
人気漫画『神の雫』原作者2人に聞く ワイン語彙力の鍛え方(2) 世界でシリーズ累計1100万部以上を発行する大人気ワイン漫画『神の雫』。原作者2人にワインの表現方法を聞いた前編(1)に続き、この後編(2)では、ワインについて語るコツや、初心者が始めるのに最適のワイン、今注目の日本ワインの魅力などを聞いた。 -
- 第10回
- 2021.02.19
日本ワインをけん引する「千曲川ワインバレー」 を生んだ偶然 ここ数年の日本ワインで最も注目すべき地域の一つが、長野県の「千曲川ワインバレー」と呼ばれるエリアだ。ワイン用ブドウが取れる地域と思われていなかったが、1人のブドウ栽培成功をきっかけに「千曲川ワインアカデミー」が設立。その卒業生が協力し合って、次々と新たなブドウ畑やワイナリーが生まれるという好循環が生まれている。 -
- 第11回
- 2021.02.22
世界トップ30入り メルシャンのワインツーリズム戦略とは 国内のワイン関連メーカーが、この2、3年でワインの新たな楽しみ方を次々に提案している。国内最大手のメルシャンは、長野県上田市に「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」をオープン。広大なブドウ畑を生かした世界標準の「ワインツーリズム」を目指す。キッコーマンは、原酒の混合で新たなワインを造れるユニークなサービスを展開中だ。 -
- 第12回
- 2021.02.22
売り切れ続出「イチローズモルト」 創業者が語る、次の10年 世界から特に注目される日本の酒といえばウイスキーの「イチローズモルト」だ。生産量が少なくレア度は増す一方だったが、未来を見据えて蒸留所と貯蔵庫に大規模な投資をした。なぜ今なのか。製造元・ベンチャーウイスキーの創業者で社長の肥土伊知郎氏に狙いを聞いた。 -
- 第13回
- 2021.02.24
ウイスキー勢力図に異変 “ルーキー”蒸留所の酒が即完売 個性的な「クラフト酒」の波は、ウイスキーのジャンルにも押し寄せている。2020年は特に当たり年で、期待の新蒸留所から瓶詰めされた製品が相次いで発売された。特に、堅展実業・厚岸蒸溜所の「厚岸 シングルモルトウイスキー 寒露」、ガイアフローディスティリングの「ガイアフロー シングルモルトウイスキー静岡 プロローグK」は、限定品ながら即完売。ルーキーが勢力図を塗り替える。 -
- 第14回
- 2021.02.24
クラフトビールブームの先駆者、ヤッホーが今挑んでいるのは? ラガーとは醸造方法から味わいまで全く異なる「エール」にこだわり、ビール造りを続けるヤッホーブルーイング。代表商品の「よなよなエール」は、クラフトビールを広めたパイオニア的存在だ。新たなビールを開発するため、原料の自家栽培や、香りを科学的に分析するプロジェクトも始動した。 -
- 第15回
- 2021.02.25
缶チューハイの元祖・宝酒造 レモンサワーの種類は無限にある 1984年に日本初となる缶入りチューハイ「タカラcanチューハイ」を発売したのが宝酒造。RTD(レディー・トゥー・ドリンク=開けてすぐ飲める酒)という新市場を創造した。そして、2010年代中ごろからはいち早くレモンサワーブームに着目し、「寶『極上レモンサワー』」 「レモンサワースクワッド」などをヒットさせた同社に、その商品開発の原点を聞いた。 -
- 第16回
- 2021.02.25
氷結にほろよい、ストロングゼロ 缶チューハイの歴史総まくり ここ最近ヒットを飛ばし続けているの缶チューハイの分野だが、その歴史はまだ浅い。1984年に宝酒造が日本で初めて缶入りのチューハイ「タカラcanチューハイ」を発売。キリンやサントリー、サッポロ、アサヒなどの大手飲料メーカーがその後次々と参入し、一大市場が築かれた。変遷をたどると、現在に続くトレンドが見えてくる。 -
- 第17回
- 2021.02.26
「檸檬堂」生みの親が明かす 第5の味・カミソリレモン投入の真意 2020年のレモンサワー人気をけん引した日本コカ・コーラの「檸檬堂」に、第5の味となる「カミソリレモン」が加わった。新味開発のハードルは高く、飲んだときの切れ味を追求してアルコール度数を上げれば、果実感が損なわれるという問題があった。開発をリードしてきた“生みの親”であるパトリック・サブストローム氏に、完成までの道のりを尋ねた。 -
- 第18回
- 2021.02.26
アサヒビール専務が語る次の一手 スーパードライ開発の原点に回帰 2021年のアサヒビールの基本戦略は、看板商品「アサヒスーパードライ」を開発した原点に立ち返り、世の中に無い新しい商品をどんどん作ること。3月にはアルコール度数0.5%のビールテイスト飲料「ビアリー」を新発売、4月には「生ジョッキ缶」をリリースし、5月からは家庭用ビールサーバー事業にも参入する予定だ。新たな挑戦への意気込みを、専務取締役の松山一雄氏が語った。 -
- 第19回
- 2021.03.01
キリンビール常務「もう一度“文化”に」 ファンとの接点を拡大 キリンビールは2020年、5年がかりで作り上げた「一番搾り 糖質ゼロ」を発売した。健康意識が高まっている消費者に向けたコンセプトがずばり当たり、売れ行きは好調だ。キリンビール常務執行役員の山形光晴氏は、おいしさを追求するほか、家庭用ビールサーバーのサブスクサービス「ホームタップ」のように、顧客との接点を増やすことが重要だと考える。キリンの次の仕掛けとは。 -
- 第20回
- 2021.03.02
サントリー宣伝部長が語る新戦略 「プレミアムモルツを再定義」 プレミアムビール市場を生み出したサントリービールの看板商品「ザ・プレミアム・モルツ」の発売から18年が経ち、2021年は「高級ビール」という立ち位置をよりはっきり打ち出す年になるという。一方でキリンビールに続き、糖質ゼロビールを4月に売り出すことも発表した。今だからこその取り組みを、サントリービール執行役員で宣伝部長の和田龍夫氏に聞いた。 -
- 第21回
- 2021.03.02
ヱビスをどう本格復活? サッポロビール次期社長が語る成長戦略 「自分が飲むビールはこれでなければダメだ」と思わせるマーケティングを展開するサッポロビール。「サッポロ生ビール黒ラベル」で成功した戦略を、2021年は「ヱビスビール」に持ち込む。豊富なバリエーションを設け、好みやタイミングに合わせて選べる自由度の高さで勝負するという。3月30日にサッポロビールの新社長に就く野瀬裕之氏が新たな挑戦を語った。