ローソン、無人営業で省人化にメド 拡大する「手ぶら決済」(画像)

他のコンビニ大手にさきがけ、ローソンは2018年に店舗省人化/無人化の技術を展示会で発表した。20年2月から現在も継続して川崎市で実施しているのは、レジなしで「手ぶら決済」店舗の実証実験。見えてきたのは、付近に位置する母店の店員が、無人店も同時に業務をカバーするという省人化の成果だ。

レジなしで買い物ができる「富士通新川崎TSレジレス店」。店内のカメラや棚の重さセンサーでどの商品を手に持ったのかを検知する
レジなしで買い物ができる「富士通新川崎TSレジレス店」。店内のカメラや棚の重さセンサーでどの商品を手に持ったのかを検知する

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 ローソンはデジタル技術を使った利便性を追求する実験として、レジなしで買い物ができる「富士通新川崎TSレジレス店」を2020年2月から開設している。専用アプリに表示されたQRコードを店頭にある端末にかざして入店し、購入したい商品を手に持って店外へ出ると、事前に登録したクレジットカードで自動的に決済ができる。スマホさえあれば、手ぶらで気軽に来店できるというわけだ。米ブイコグニション・テクノロジーズ「Zippin(ジッピン)」というシステムを採用している。富士通の手のひら静脈と顔情報で本人を特定する生体認証技術を使った入店もできる。

【特集】無人店舗/自動接客の虚実

 富士通の開発拠点「新川崎テクノロジースクエア」に勤務する約3000人の従業員専用の店舗となる。同じ社屋には母店となる有人のローソンもあるが「朝会社に来て、レジに並ぶ時間がないのでコーヒーだけピックアップする、あるいは3時くらいに小腹がすいて甘いものを素早く取ってオフィスに戻る、というのが比較的多い利用シーン」(ローソンITソリューション本部オープン・イノベーションセンター部長の長澤拓弥氏)。時間がなくても、手元に財布がなくても取りに行くことがなく、素早く買い物したいという需要に応えている。

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