
全4回
コンピュータービジョンの可能性
近年、世界的に注目が集まっているコンピュータビジョン(CV)。文字認識や顔認証、医療画像を基にした疾病の検知など、注目の技術としてさまざまな領域で活用の幅が広がっている。台湾に本拠を置くAI(人工知能)テクノロジー企業のエイピア(Appier)でチーフAIサイエンティストを務めるミン・スン博士に、コンピュータービジョンの歴史とその具体的な活用例などを詳しく解説してもらう。
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第1回2021.01.15長い歴史を持つコンピュータービジョンが「今」注目されるワケ近年、世界的に注目が集まっているコンピュータービジョン(CV)。2010年代に入り、文字認識や顔認証、医療画像を基にした疾病の検知など、注目の技術としてさまざまな領域で活用の幅が広がっています。連載第1回では、CVの歴史を活用例とともに解説し、なぜ近年になって爆発的に注目度が向上したのかをひもといていきます。
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第2回2021.01.22画像認識、VR… 医療分野への応用が進むコンピュータービジョン連載第2回では、新型コロナウイルスの感染拡大でにわかに注目を集めた、医療分野へのコンピュータービジョン(CV)の活用について取り上げていきます。医療分野でのCVの活用は、人目につく機会が少なく、それほど社会的認知度が高いわけではありませんが、実は、CVの産業活用に最も精力的に取り組んでいる分野の1つなのです。最先端の事例を基に、医療分野でのCV活用の現在と将来的に起こり得るイノベーションについて、解説していきます。
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第3回2021.01.29エンターテインメント領域で進むコンピュータービジョンの活用連載第2回で取り上げた医療分野だけでなく、画像認識技術を活用してイノベーション創出に取り組む産業は多岐にわたります。その中で最も身近で、最も大きな進歩が見られる分野といえば、やはりエンターテインメントの領域でしょう。今回は、エンターテインメント領域の身近なサービスを実例として取り上げ、コンピュータービジョン(CV)がどのように私たちの生活に潤いを与えてくれるかについて解説します。
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第4回2021.02.05小売業、製造業の未来を左右するコンピュータービジョンこれまで医療やエンターテインメントといった領域に焦点を合わせ、コンピュータービジョン(CV)を活用する挑戦的な取り組みとその成果を伝えてきました。今回は、現在、積極的に進められているCVに関する取り組みの中で、近い将来、注目度がより高まると予測される業界横断の取り組みについて紹介します。