世界最大のデジタル見本市「CES 2021」では出展者のプロダクトから優れたものを選ぶアワードを実施した。400弱のプロダクトが選出され、その中から27製品が「ベスト・オブ・イノベーション」に輝いた。今年はコロナ禍や環境対応への製品も目立った。
新型コロナウイルスの感染拡大で家電や住設でも清潔が必須のキーワードになりつつある。ベスト・オブ・イノベーションでもそうしたプロダクトの受賞が見られる。
韓国LG電子のスマート冷蔵庫「LG InstaView ThinQ Refrigerator with Voice Recognition」は、利用者ができるだけ接触しなくて済み、接触しても清潔に保つ仕組みを用意している。
冷蔵庫のドアを開けたい時には音声を利用できる。「はいLG、ドアあけて(Hi,LG Open the door)」と言うだけで、自動でドアがあく。これらによって、ドアの取っ手を触る回数を減らすことができるだろう。
さらに給水器にはUV(紫外線)LEDによる殺菌機能を備えた。利用時に毎回殺菌することで、給水ノズルのバクテリアを99.9%殺菌できるという。米国では冷蔵庫に給水器がついているのが標準的だ。
この記事は会員限定(無料)です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー