米家電量販最大手のベストバイのコリー・バリーCEO(最高経営責任者)は2021年1月12日、世界最大のデジタル見本市「CES 2021」の基調講演に登壇し、新型コロナウイルス感染拡大後の、購買行動の変化と店舗の役割について語った。オンラインでの販売が急増するが、それを支えていたのは店舗のインフラだった。

ベストバイのコリー・バリーCEO(出所/CES 2021)
ベストバイのコリー・バリーCEO(出所/CES 2021)

 ベストバイは米国で新型コロナの感染が拡大した直後の20年3月、商品を店頭の駐車場などで受け取る「カーブサイドピックアップ」を即座に導入した。「我々は極めて柔軟性の高い販売方法を手に入れたが、顧客もそうした手段にすぐに追随した」(バリーCEO)

ベストバイの店舗前にあるカーブサイドピックアップの看板(撮影/シリコンバレー支局)
ベストバイの店舗前にあるカーブサイドピックアップの看板(撮影/シリコンバレー支局)

 直近の20年10月に終わった四半期の決算はオンライン販売が前年比174%増となり、全体の売上高も同23%増と堅調だ。ただしリアル店舗の重要性は変わらない。バリーCEOは「オンライン販売が増加しても、そのうちの4割は店舗やカーブサイドでピックアップされている」と明かす。

 店舗は体験やサポートの場として重要な役割を果たしているだけではない。バリーCEOは「顧客に商品を届けるフルフィルメントのセンターとしても欠かせない。顧客は商品をほしいときにほしい場所で、できるだけ早く手に入れたいと思っている」と強調する。

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