
全6回
大研究! YouTubeマーケティング
価格や機能に加え、商品が醸し出す“世界観”が消費者を動かす決め手になりつつある今、世界観をより伝えやすい動画の価値が、マーケティング上で改めて見直されている。 そこで再度存在感を高めているのがYouTubeだ。とにかく拡散しやすく、公式チャンネルを開設する芸能人も続出し、プラットフォームとして改めて企業が注目している。そこで、YouTubeをマーケティングにうまく活用している企業のケースを取り上げていく。テレビCMとの関係や企業内YouTuberの活用法など、それぞれのケースでYouTubeの活用法を分かりやすく示していく。最後に、マーケティングの視点から見た現在の動画プラットフォームの動向や、米国の事情も加える。ぜひ今後のマーケティングの参考にしてほしい。
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第1回2021.01.12サントリーの動画マーケ YouTube活用ポイントは3つの顧客接点YouTubeを活用した動画マーケティングの最新事例を紹介する本特集。初回はYouTubeをフル活用しているといってよいサントリーだ。同社はブランド認知の拡大と好意度を上げることを目指し、「黒烏龍茶」や「クラフトボス」など話題の動画を筆頭に、20年12月時点で約1200本の動画をYouTube公式チャンネル上に公開して25万人のチャンネル登録者を集める。成功のカギは同社がたどりついた、YouTube上の3つのタッチポイント(顧客接点)を使い分けるマーケティング戦略だ。
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第2回2021.01.12パナソニックの動画マーケ「HHH戦略」とは 綾瀬はるかと文字活用パナソニックがYouTube活用で成果を上げている。綾瀬はるかを起用した動画「Panasonic NEWS FACTORY」シリーズでテキストを大胆に動画に載せるなど、従来にない斬新な手法で新境地を開き、利用者が最後まで見た目安となる完全視聴率の向上などにつなげた。パナソニック流YouTube動画制作術の肝は、米グーグルが提唱した動画活用を成功につなげるための施策「HHH(スリーエイチ)戦略」だ。
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第3回2021.01.13YouTube広告がCPA半減に貢献 マウスが実践する全方位マーケとはYouTubeマーケティングの先進事例を紹介する本特集。今回はYouTube広告をうまく活用し、CPA(Cost per Acquisition:顧客獲得単価)を約半分に引き下げたマウスコンピューターの活動を紹介しよう。YouTubeにはたくさんの広告メニューが用意されており、動画の再生前などに表示できる。同社がどのような広告をどのようなメニューで配信しているか具体的に解説する。
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第4回2021.01.13「広報YouTuber」しみねーが社内外にエン・ジャパンをアピールYouTubeをマーケティングに活用する手立ての1つとして、「動画版『中の人』」とも言える社員YouTuberを起用する企業が徐々に出始めている。その代表的な1社が人材会社のエン・ジャパン。広報部員が社内タレントとしてMCを務めるYouTube社内報を一般公開し、社内外で話題になっている。
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第5回2021.01.15CM予算をYouTubeへ、クラスター別動画で心理・行動変容を狙うコロナ禍で利用頻度が高まったYouTubeに企業がかける期待は大きい。その期待は、SNSでバズることによる爆発的な再生回数の伸びから、商品・サービスの認知や利用意向向上などの心理面の成果、そして指名検索数や購入・申し込みといった行動面の成果へと、“実利”に移っている。
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第6回2021.01.15米YouTuber収入1位の9歳が日本進出 儲かる理由を父親に直撃特集第6回は米国のYouTube活用の一端を紹介する。2018年から20年まで3年連続でYouTuberの収入ランキング1位をキープしている米国のライアン・カジ君(9歳)。なぜそこまで子どもたちを引きつけるコンテンツを生み出せるのか。どのようにしてビジネスを構築し、将来の構想を描いているのか。父親で日本人のシオン・カジ氏が単独インタビューに応じてくれた。