マーケティングテクノロジーの中でも、顧客データ活用の要となるカスタマー・データ・プラットフォーム(CDP)。今回は汎用型CDPの肝となる機能である、データの収集、統合、出力についてアンダーワークスが解説する。特に国産のマーケティングテクノロジーを多用している場合には注意が必要だ。

(出所/Shutterstock.com)
(出所/Shutterstock.com)

 今回は他のマーケティングテクノロジーからのCDPへのデータ収集、統合、出力にフォーカスし、解説を進めていきたいと思う。

 CDPはサービス同士をつなぐAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を利用して、容易に接続できる「コネクター機能」を持っている。マーケティングテクノロジーは単体で完結することは少なく、さまざまなテクノロジーと連携しエコシステムを構築することを前提としていることが多い。

 コネクター機能の画面で認証情報や取得するデータの期間や取得のスケジュールなどの簡単な情報を入れればいい。プログラミングの知識がなくても、自動でデータを収集できるのだ。CRM(顧客関係管理)、MA(マーケティングオートメーション)、アクセス解析、広告、SNSなどさまざまなマーケティングデータを自動で収集できる。コネクター機能は「Treasure Data」ではCatalogと呼ばれるもので一覧化されており、「Tealium Customer Data Hub」ではオーディエンスコネクターと呼ばれている。

Treasure Dataが対応しているコネクターの一部を示したもの。「Catalog」として実装されている(出所/Treasure Dataのサービス画面)
Treasure Dataが対応しているコネクターの一部を示したもの。「Catalog」として実装されている(出所/Treasure Dataのサービス画面)

 マーケティングテクノロジーだけではなく、DWH(データウエアハウス)やクラウドストレージ、SFTP(SSH File Transfer Protocol)と呼ぶファイル転送手段のコネクターもある。既存のシステムやサービス、インターネットにつなげない基幹システムのデータもこのようなものを経由することで連携できる。

IoTのセンサーデータも活用できる

 企業によってはIoTのデータも統合したい場合もあるだろう。この場合はIoTサービスのログフォーマットに対応しているか考慮する必要がある。例えば、「JSON(JavaScript Object Notation)」などがそのフォーマットにあたる。

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