コロナ禍を受けて、医療業界はITを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)に大きくかじを切った。株のプロが注目するのは、オンライン診療を提供する企業や、医療現場の人手不足を解消するIT支援サービスを手掛ける企業などだ。医療DX市場をけん引する、成長期待の銘柄を取り上げる。

※日経トレンディ2021年2月号の記事を再構成

プロが選んだ“上がる株”を大発表 【医療DX】編
 証券会社のアナリストやストラテジスト、株式評論家など個別株に詳しい専門家12人に、21年に値上がりが期待できる銘柄を聞いた。アンケートの回答を集計し、編集部で注目のテーマを10に分けて選定。その関連銘柄を掲載した。今回のテーマは「医療DX」。

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 世界的なコロナ禍が続く中で、DXを加速させている代表的な業界が、医療だ。医療DXによる業務の効率化は以前から重要視されていたが、コロナの影響でその緊急性は格段に高まっている

国内医療ICT市場規模は順調に推移
国内医療ICT市場規模は順調に推移
23年度の国内医療ICT市場規模(事業者売上高ベース)は、電子問診システムやオンライン診療システム、クラウド型電子カルテ分野が成長を加速させ、18年度比約1.6倍の198億円になる予測
注)矢野経済研究所調べ

 2020年4月に初診からのオンライン受診が時限的に可能になるなど、規制緩和の追い風が吹く「オンライン診療」関連銘柄が脚光を浴びている。「LINEドクター」を提供開始したエムスリー(東1・2413)やメディカル・データ・ビジョン(東1・3902)、バリューHR (東1・6078)など成長期待の銘柄は数多い。

 そうした中で注目度を高めてるのが、メドレー(東マ・4480)だ。20年12月期は売上高が前の期比4割増、営業利益が最大4倍強と大幅な増収増益を見込む。主力の医療人材プラットフォーム事業に加えて、オンライン診療支援システム「CLINICS」を提供。20年9月から段階的に施行される改正薬機法に基づき、オンライン服薬指導を実現する調剤薬局向けシステムの提供も開始するなど、オンライン診療システムと組み合わせたワンストップサービスの構築を進める。

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