お笑いや小説の執筆など、マルチに活躍するピースの又吉直樹さん。実は、2023年6月で43歳になる「おじさん1年生」だ(なぜおじさん1年生かは、当連載の第1回を参照)。今回は、そんな又吉さんに、「40代おじさん」についてどう感じているのかを直撃。40代おじさんが嫌われないためにどうあればいいのか、また、自信を持って生きていくために必要なことは何かなど、又吉さんの言葉には、40代おじさんが愛されるためのヒントがあった。
「若い人ができる仕事をまったく同じようにするのはずるい」
あるインタビューで、40代という年代について問われた芸人・ピース又吉直樹さんがそう答えているのを読んだとき、ちょっと胸が痛みました。「あ、ずるい働き方しちゃっているかも」と……。
他の数々のインタビューでも、「20代だったら全然違うジャッジをする」「32歳の誕生日までに『東京百景』を書き上げた」などなど、年齢や年相応ということについてかなり意識されている方という印象があります。
そんな又吉さんは2023年6月で43歳。晴れて(?)おじさん1年生となります。
▼関連記事(連載第1回) 「43歳からおじさん」が調査で判明! 「7つの特徴」を大分析これからの40代おじさん界を担う世代の一人として、「40代おじさん」をどう捉えていらっしゃるか、お話を伺いました。
又吉の頭の中が覗けるYouTubeチャンネル【渦】、オフィシャルコミュニティー【月と散文】も話題。
23年2月11日(土)に奥田民生さんと共演する音楽イベント「そこから奏でまSHOW! Ver.奥田民生音(TAMIONE)」が控える。詳しくは、こちらから。
「若者をなめていない」
前沢 裕文(以下、前沢) 博報堂生活総研の「生活定点」という調査で、「おじさんは43歳から」という結果があるのですがどう感じますか?
又吉 直樹(以下、又吉) それくらいやろうなと思います。母は30歳のときに自分を産んでるんですけど、小学校5、6年生のときに「お母さんて42歳なんや」と思って、子どもからしたら母はおばさん世代に見えたんですよ。あのときの自分が見ていた母親の年齢に、今自分がなってるのはおじさんやなっていう自覚はしてたんです。
前沢 年齢以外だと、おじさんっぽさってどういうところに表れると思いますか?
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