運転を伴うクルマでは、ハンズフリーでいつでも話しかけられるAIスピーカーが役立つ。AmazonのAIスピーカーの車載版「Amazon Echo Auto(エコーオート)」が日本でも発売され、その実力をチェックした。音楽配信や電話が使えるのはこれまでにない体験。スマホの通信量しだいで検討する価値がある。
※日経トレンディ2021年1月号の記事を再構成
「アレクサ、コンビニを探して」――。聞かれた内容に音声で答えるAIスピーカー「Amazon Echo(エコー)」。その車載版「Amazon Echo Auto(エコーオート)」が日本でも発売された。
スマホ用アプリ「Amazon Alexa」と連携して使うデバイスで、特徴は本体前面に配置された8つの小型マイク。感度は良好で、走行音がにぎやかなスポーツセダンでもユーザーの音声コマンドのほとんどを聞き分けられた。家庭向けのAmazon Echoと同じようにハンズフリーでいつでも話しかけられるというのは、運転を伴うクルマでは大きなメリットになる。
天気やニュースなど、Echoの機能は一通り使えるが、クルマでの活用は音楽配信がメインになるだろう。「アレクサ、音楽をかけて」と話しかければ、プライムミュージックなどの音楽配信サービスが起動。音声による歌手やジャンルの指定にも対応する。その他、スマホの電話帳に登録した相手にハンズフリーで電話をかけることも可能だ。
設置は専用アタッチメントでエアコンの吹き出し口に固定し、USBケーブルをカーチャージャーに接続するだけと簡単。カーオーディオとはBluetoothかAUXケーブルで接続する。
課題は通信量だ。Echo AutoはBluetooth接続したスマホと連携するため、音楽配信などデータ回線を常時使うストリーミングサービスの場合はスマホの料金プランの影響を大きく受ける。大容量プランのユーザーであればそれほど気にする必要はないが、従量制の場合は使うデータ量に気を付けたい。
また、“車載化”したことでルートナビゲーションもできるのではと期待してしまうが、実はそうした機能はない。スマホのGPSを利用し、現在地の最寄りにあるコンビニなどの施設情報を読み上げるといったことは可能だ。
とはいえ、クルマを運転中でもハンズフリーでAIスピーカーによる音楽配信や電話が使えるのはこれまでにない体験。既にEchoユーザーでスマホの大容量プランに入っている人であれば検討する余地はあるだろう。
(写真/高嶋一成)
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