最高のリモートワーク環境を作るには椅子選びが欠かせない。そこで、オフィスチェアに詳しい納富廉邦氏に、テレワーク用の椅子を6つリストアップしてもらった。ポイントは座面や背もたれのフィット感だ。実際に試した座り心地も紹介する。

※日経トレンディ2021年1月号の記事を再構成

 最高のリモートワーク環境と切っても切り離せないのが椅子。多くのメーカーもそろって、「売り上げが伸びた」と言う。そこで、オフィスチェアの取材経験が豊富で、自身も長くライターとして座業を続ける納富廉邦氏にテレワーク用の椅子を6つリストアップしてもらい、すべて試してもらった。

 テレワークで使う椅子は、「家の雰囲気になじみやすいサイズやデザイン」「座面や背もたれが体にフィットするなど、長時間座り続けやすい」といった点が重要。価格は3万円前後でも長時間使うとリクライニング部分などが壊れやすいなど、使い続けるには5~9万円が狙い目だと思っている。

 実際に座ってみたところ、重視したいポイントを押さえていて、特に気に入ったのが「セイルチェア」(ハーマンミラー)。まずは、細かい調整がしやすい。背もたれのリクライニングロックのレバーが椅子の座面と背もたれのような形をしていて、座面部分を前に倒せば前傾姿勢になるなど、椅子の状態と連動するので直感的に使える。

セイルチェア(ハーマンミラー)

置く場所を選ばないデザイン 豊富な機能で使い勝手も秀逸
米国のゴールデンゲートブリッジをイメージしたという、フレームレスの背もたれのデザインが目を引く。操作性の高さや座りやすさなど、ワークチェアに求められる豊富な機能と、置く場所をあまり選ばない見た目を兼ね備えている1台だ。サイズ/幅622×奥行き660×高さ882~997ミリメートル。保証期間/12年。価格8万3600円~(税込み)
米国のゴールデンゲートブリッジをイメージしたという、フレームレスの背もたれのデザインが目を引く。操作性の高さや座りやすさなど、ワークチェアに求められる豊富な機能と、置く場所をあまり選ばない見た目を兼ね備えている1台だ。サイズ/幅622×奥行き660×高さ882~997ミリメートル。保証期間/12年。価格8万3600円~(税込み)

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