巣ごもりを余儀なくされて利用者が一気に増えたネット動画配信サービス。その没入感を高める「Wi-Fiプロジェクター」が話題を呼んでいる。可搬性を重視したモバイルタイプが相次ぎ登場しているのが今のトレンド。ニューノーマルな暮らしにぴったりの逸品を紹介する。
※日経トレンディ2020年1月号の記事を再構成
コロナ禍で“巣ごもり”を余儀なくされた2020年。利用者が一気に増えたネット動画配信サービスの没入感を高める「Wi-Fiプロジェクター」が話題を呼んでいる。
天井につるす大型のホームシアター向けや、ビジネス現場で使う小型のプレゼン向けとの違いは、ケーブルレスで単独でネット動画を再生可能な点。スマホやパソコンをつなぐ必要がないのだ。
ではどうやってネット動画を視聴するのか。分かりやすく言えば、スマホに似たOSを搭載しており、ネット動画配信サービスのアプリをダウンロードし、リモコン操作で目的の動画を選んで再生開始する。一部製品はバッテリー駆動が可能なので、普段は部屋の隅に置いておき、ドラマなどを見たくなったらポンと机などに置くだけで、最大100インチ超もの大画面が目の前に広がる。
Wi-Fiに対応したプロジェクターは以前から存在していた。ただ、可搬性を重視したモバイルタイプが相次ぎ登場しているのが今のトレンドだ。
ニューノーマルな暮らしにぴったりの逸品としてお薦めが、Ankerの「Nebula Astro」(実勢価格は税込み約3万円)と「Nebula Capsule II」(同、約6万円)だ。同社は2018年にこのジャンルに参入し、AV評論家の折原一也氏は「先駆者的存在だけあって、映像、音、使い勝手含めたトータルで最もバランスが取れている」と太鼓判を押す。
飲料缶の350ミリリットルサイズのNebula Capsule IIの場合、壁と本体の間の距離が1.15メートルなら40インチ、1.73メートルなら60インチ、3.08メートルまで確保できれば100インチを投映できる。100ルーメンと大型プロジェクターに比べると明るさのスペックは見劣りするものの、昼間でもカーテンを閉めて真っ暗にせずにドラマなどを楽しめる。
Nebula Capsule II(Anker)
機能性抜群の“鉄板”機種。350ミリリットル缶に近いサイズ
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