東京メトロでコロナ禍、乗降客数の減少率2位は東大前駅だった。では1位は? 同じく京王電鉄では減少率2位が多摩動物公園駅だった。では1位は? 関東大手私鉄各社が発表している各駅2020年度の乗降客数を、コロナ前の19年度と比べることで、減少幅の大きかった駅が把握できる。気になる鉄道会社名をタップしてみてほしい。

 21年10月に緊急事態宣言が解除されて以降、朝夕の通勤電車に混雑が戻ってきた感がある。関東大手私鉄各社の決算では、21年7~9月の輸送人員、運賃収入が公開されている。

東急電鉄、2021年7~9月の輸送人員と前年比、2年前比(輸送人員の単位は千人)
東急電鉄、2021年7~9月の輸送人員と前年比、2年前比(輸送人員の単位は千人)
2年前比ではまだ3割近い減少

 上表の東急電鉄の場合、20年7~9月の輸送人員が前年同期比38.4%と大幅減だったため、21年7~9月は同15.4%増でも、2年前比では28.8%減とまだ3割近く減っている。21年10~12月でどれだけ戻るか、第3四半期の決算に注目したい。

 なお、関東大手私鉄各社は20年度の各駅の乗降客数を公表している。コロナ禍前の19年度と比べることで、どれだけ乗降客数が減ったのか、確認できる。

ビジュアライズツールの使い方
以下のビジュアライズツールでは、関東私鉄大手9社各駅の乗降客数が2019年度から2020年度にかけてのコロナ禍でどれだけ減少したか、減少率ランキングを表示できる。上部のバーから閲覧したい鉄道会社をタップ(クリック)すると、当該電鉄駅の乗降客数減少率ランキングが表示される。
スマートフォン・タブレットからのアクセスの場合、グラフをタップすると各駅の減少率と19年度および20年度の乗降客数が表示される。パソコンからのアクセスの場合は、グラフ上にマウスを合わせると各駅のデータが表示される。
ビジュアライズツールの画面。ログインすると、下に表示される。
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