
外出自粛の影響を受け、未曾有の危機に陥った飲食店を救うのが、レストランを「非接触型」に変える配膳ロボットだ。ソフトバンクが本格参入し、ロボット接客が当たり前の時代がやってくる。さらに接客の部分でもロボット活用が進みそうだ。日経トレンディと日経クロストレンドが「2021年ヒット予測ランキング」の8位に選定した「配膳ロボット」が、人間と映画の様に共生する未来はそう遠くはなさそうだ。
※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成
【8位】「配膳ロボット」
非接触レストランの担い手
ソフトバンクの本格参入でロボット接客がスタンダードな時代に
外出自粛やステイホームを余儀なくされ、未曾有の危機に陥った飲食店。その窮地を救うのがレストランを「非接触型」に変える配膳ロボットだ。
人型ロボット「Pepper」を展開するソフトバンクロボティクスが21年1月から販売開始するのが「Servi(サービィ)」だ。3Dカメラなどのセンサーを搭載した高さ約1mのロボットで料理をテーブルまで自動で運搬する。配膳作業をロボットに任せることで、従業員が接客に集中できるという利点も生まれる。配膳ロボットの物珍しさも多くの人を集めそうだ。
「焼肉きんぐ」などを展開する物語コーポレーションでは、21年1月から310店舗で計443台を導入する予定。デニーズやワタミの新業態「焼肉の和民」などでも導入が進む。ソフトバンクロボティクスは「将来的には数千億規模のビジネスにしたい」と意気込む。
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