ポストスマホ時代始まる 来年「ARグラス」導入が加速するワケ(画像)

一見すると普通のサングラス、しかしかけてみると様々な情報が表示される――。そんな未来的な生活を可能にするメガネ型ディスプレーが、2021年には手ごろな価格で登場する。アミューズメント施設や観光地など、様々な場所で導入が加速するだろう。新たな体験が根付くことから、日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2021年ヒット予測ランキング」の15位に「ARグラス」が選ばれた。

※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成

メガネは僅か88g。装着感はサングラス並み
メガネは僅か88g。装着感はサングラス並み

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【15位】「ARグラス」

“ポストスマホ”の最有力
メガネ型ディスプレーに情報が表示される近未来が来た

 日常空間を舞台に仮想のキャラと一緒に生活ができたり、離れた人があたかもその場にいるように見えて会話ができたり、行き先をアニメーション表示したり……。そんな未来的な生活が可能になる「AR(拡張現実)グラス」が、2021年にはついに手の届く価格で登場。まずは、アミューズメントや観光施設など様々な場所で導入が加速し、新たな体験が根付く。

 けん引役と期待できるのが、中国Nrealの「NrealLight」だ。スマホと接続して使うのが特徴で、メガネ部分は100g程度と超軽量。一見、普通のサングラスだと思えるほど違和感がない。日本では提携先のKDDIが12月から販売を開始する。価格は6万9799円(税込み)。同デバイスを活用したサービスの開発は続々と進められている。

 ARグラスを使った体験型サービスも広がる。例えば、ティフォンはBSN新潟放送と連携し、佐渡金山(新潟県佐渡市)でNrealLightを使ったARアトラクションを21年前半に始める計画。坑道の壁に映像を映し、さらにグラスでモンスターやエフェクトを付加。自分の足で歩きながら、別世界に迷い込んだかのような体験が味わえる。アミューズメント施設や博物館でも、体験型アトラクションは広がるはずだ。

 一方、アパレルなどの店舗で活用される可能性も高い。MESONが開発した「PORTAL with Nreal」は、NrealLightを使うことで、ただの部屋を新感覚の買い物空間に変える。グラス越しに見ると、バーチャルな装飾が現れて空間が演出され、さらにモデルが浮かび上がって衣服を好きな角度から鑑賞できる。「EC用途に加え、店舗でよりリッチなブランド体験をしてもらったり、商品の詳細な情報を確認してもらったりするのにも最適」(MESON)。小売店で、客がグラスを着ける光景が見られそうだ。

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