日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2021年ヒット予測ランキング」の3位に「ビヨンド副業」が選ばれた。首都圏大手の経験豊富な人材が、全国各地の企業で大活躍する時代がやってくる。

※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成

首都圏で働く人のノウハウが地方にも広がるイメージ図(写真/PIXTA)
首都圏で働く人のノウハウが地方にも広がるイメージ図(写真/PIXTA)

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【3位】「ビヨンド副業」

ダブルワーク・ダブル地方
遠隔作業と“月イチ出張”でキャリアアップにもなる地方副業

 「副業解禁」から3年。大手企業の解禁も広がり、2020年7月にヤフーが行った副業人材の募集には、100人強を想定していた枠に4500人以上が集まったという。副業は空いた時間の小遣い稼ぎから、高いスキルと経験を持った人の新しいワークスタイルとして認識されるようになってきた。

 そして21年、こうした副業が本格的に広がる「元年」を迎える。キーワードは「地方」と「オンライン」。物理的な距離や心理的ハードルを越える、新しい形の“ビヨンド副業”として花開く。

 週に数回、遠隔で仕事をして、月1度は副業先の企業に足を運ぶ――。飛躍の予感が漂うのが、首都圏の大手企業で働くビジネスパーソンと地方中小企業が契約する副業だ。主なマッチングプラットフォームには、「JOINS」(JOINS)や「Skill Shift」(みらいワークス)がある。また早ければ20年11月下旬に、人材大手のパーソルホールディングスが、「Loino」(パーソル イノベーション)で参入する。

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