プロ野球にJリーグ、Bリーグも スポーツ観戦は「多視点」で進化(画像)

日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2021年ヒット予測ランキング」の2位に「多視点スポーツ観戦」が選ばれた。観戦であらゆる制約を強いられる状況に、その時々で見たい映像に切り替えながら試合を見る“視点のワープ”が、スポーツ観戦に革命的な進化をもたらす。

※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成

多視点スポーツ観戦のイメージ図。ゴールシーンやターニングポイントを好きな視点で満喫できる (イラスト/浦谷康晴(G8))
多視点スポーツ観戦のイメージ図。ゴールシーンやターニングポイントを好きな視点で満喫できる (イラスト/浦谷康晴(G8))

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【2位】「多視点スポーツ観戦」

スタジアムの好きな場所にワープ
「360度アングル選び放題」の斬新な観戦体験が可能に

 現地に行っても声援禁止。そもそも自宅で観戦するしかない――。スポーツ観戦であらゆる制約を強いられる状況は、しばらく続くかもしれない。だが、こんなピンチだからこそ全く別次元の“多視点スポーツ観戦”が現れ、熱狂を約束する。

 これまで大手からベンチャーまで様々な企業が、20年3月から商用化した次世代通信「5G」を活用した新サービス開発を行ってきた。スポーツの映像配信も例外ではないが、ここに彗星のごとく現れたのが「SwipeVideo」(AMATELUS)だ。

「サッカーの試合で選手交代した後、戦術の変更を見るために全体を俯瞰で見る」「野球で剛腕投手の球の速さを体感するために、ベンチサイドの視点から見る」……。その時々で見たい映像にすぐ切り替えながら試合を見る。SwipeVideoがスポーツ観戦に活用されると、これまでできなかった観戦の楽しみ方が無限に膨らむ。自在な“視点のワープ”が、スポーツ観戦に革命的な進化をもたらす。

 従来の方法では、特に4G環境下だと通信容量などが技術的な課題になっていた。SwipeVideoはユーザーが選んだ映像だけ個別に配信することで、この問題をクリア。視聴者自身が複数のカメラで撮影した映像を、自由に切り替える仕組みを可能にした。

 さらに未来には、現地で観戦している複数ユーザーが、スマホなどで撮影した映像も配信するシステムの構築も目指す。「例えば今想定しているのが、駅伝やゴルフの追っかけカメラ。多視点かつその場にいるような臨場感を味わえるはず」と、AMATELUS CEOの下城伸也氏は言う。同時多発的に競技が進み、観客と選手の距離が近いスポーツは魅力倍増だろう。

SwipeVideo(AMATELUS)
SwipeVideo(AMATELUS)
複数のカメラで撮影した映像を、視聴者側が自由に切り替えられる配信を実現。教育やエンタメ分野などですでに実績があり、スポーツ分野での展開を目指す
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