20年はオンライン診療が急伸 新規登録者数は9倍以上に(画像)

日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2020年ヒット商品ベスト30」の19位に「オンライン診療」が選ばれた。コロナ禍で利用が進み、2020年は間違いなく「オンライン診療元年」と呼ばれるだろう。

※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成

CLINICS(メドレー)は、新規登録患者が9倍、新規提携医療機関数が10倍以上と2020年4月の規制緩和で一気に増えた(2020年2月比、写真/小西範和)
CLINICS(メドレー)は、新規登録患者が9倍、新規提携医療機関数が10倍以上と2020年4月の規制緩和で一気に増えた(2020年2月比、写真/小西範和)

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【19位】「オンライン診療」

「初診解禁」で新規利用者が9倍増
コロナ下での通院自粛を解消した

 コロナ禍によって、病院は感染リスクが高い場所の一つになった。「病院に行くのが怖い」という高齢者や小児患者を助けたのが20年4月に時限的に解禁された「オンライン診療」だ。

 オンライン診療は電話でも受けられるが、「CLINICS」や「curon」といった、映像付きのオンライン受診システムを使えば、全く新しい通院体験が得られる。初診でも保険証を送る必要がなく、予約や決済もアプリ上で完結。遠方の病院を受診しても交通費は不要で、郵送で薬が届く仕組みもある。医師にとっても、映像によって患者の顔色や体調が分かるなど、メリットが大きい。

 こうした理由から病院側の対応は加速した。curonでは、19年12月に1700件だった提携病院数が4500件に急増。利用側の認知も進み、CLINICSの新規登録患者数は20年2月と比べて4月は9倍以上と伸びた。10月には、政府が映像を使用したオンライン診療について恒久化の検討をスタート。20年は間違いなく「オンライン診療元年」と呼ばれるだろう。

curon(MICIN)は、月間アプリダウンロード数が、対前年同月比(2019年4月)で35倍以上に増加
curon(MICIN)は、月間アプリダウンロード数が、対前年同月比(2019年4月)で35倍以上に増加
クリニックフォア(リンクウェル)は、オンライン診療対応病院。予約や診断結果などをアプリ上で確認できる
クリニックフォア(リンクウェル)は、オンライン診療対応病院。予約や診断結果などをアプリ上で確認できる

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