手軽に株投資「スマホ証券」が躍進 20~30代を取り込む(画像)

日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2020年ヒット商品ベスト30」の16位にスマホで簡単に利用できる「スマホ証券」が選ばれた。2019年8月にサービスを開始したLINE証券は31万口座を突破。19年4月に開業したSBIネオモバイル証券は約42万口座に達した。

※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成

LINE証券は開始1年で31万口座突破。1000銘柄が1株単位で売買可能。投資信託も買える。22年に100万口座を目指す計画
LINE証券は開始1年で31万口座突破。1000銘柄が1株単位で売買可能。投資信託も買える。22年に100万口座を目指す計画

前回(第20回)はこちら

【16位】「スマホ証券」

初心者・若年層の投資意欲を増進
ネット大手に劣らぬ年30万口座ペース

 2019年に話題になった老後資金不足の問題をきっかけに、注目度をがぜん高めている投資関連サービス。中でも20年に躍進したのが、スマホで手軽に株取引ができるスマホ証券だ。「LINE証券」は19年8月の開始から1年で31万口座を突破。「SBIネオモバイル証券」は19年4月の開業から1年半で約42万口座に達した。口座開設ペースはネット大手の楽天証券やSBI証券に次ぐ規模で、マネックス証券やauカブコム証券などを大きく上回る。

 どちらのスマホ証券も、口座開設者のうち20~30代の割合が50%以上。1株数百円と少額から買え、LINEポイントやTポイントも利用できる手軽さが受けて、投資に踏み出す初心者や若年層が急増した。オンラインのみの開設手続きで、最短翌営業日から取引可能になる仕組みも利点となった。

 株取引アプリ「STREAM」も、「20年7~9月の売買代金は前年同期比2.5倍に、利用者の書き込みコメント数は1.5倍に増えた」(運営会社のスマートプラス)。隙間時間に、スマホでさっと投資する時代が来た。

SBIネオモバイル証券は開始1年半で42万口座に到達。ほぼすべての銘柄が1株単位で買える。Tポイントを購入代金に充てている利用者も多い
SBIネオモバイル証券は開始1年半で42万口座に到達。ほぼすべての銘柄が1株単位で買える。Tポイントを購入代金に充てている利用者も多い
STREAMは、手数料無料の株取引アプリ。利用者同士で情報交換できるコミュニティー機能が特徴
STREAMは、手数料無料の株取引アプリ。利用者同士で情報交換できるコミュニティー機能が特徴
20~30代の利用者が5割以上を占め、株式投資を始める際の受け皿になった
20~30代の利用者が5割以上を占め、株式投資を始める際の受け皿になった
数百円から株を買えて、ポイントも使える手軽さが若年層に受けた
数百円から株を買えて、ポイントも使える手軽さが若年層に受けた

日経トレンディ12月号

【最新号のご案内】日経トレンディ 2020年12月号
【巻頭特集】発表! ヒット予測ベスト30
【第2特集】2020 ヒット商品ベスト30
【第3特集】マーケター・オブ・ザ・イヤー2020
【JO1 奇跡の歩み】サバイバルオーディション番組発新人アイドルが大躍進
発行・発売日:2020年11月4日
特別定価:790円(紙版、税込み)
Amazonで購入する