レモンサワー市場に激震 コカ・コーラ檸檬堂が突然トップの座に(画像)

日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2020年ヒット商品ベスト30」の5位に「檸檬堂」が選ばれた。2019年10月に全国発売されると、20年1月中旬にはあまりの人気に出荷を一時取りやめる事態になった。少し高くてもおいしいレモンサワーを飲みたいという消費者インサイトに答えたのもヒットの理由だ。

※日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成

前回(第9回)はこちら

檸檬堂は上半期だけで422万ケース以上を販売
檸檬堂は上半期だけで422万ケース以上を販売

【5位】「檸檬堂」

レサワ界に現れた「超新星」が突然トップの座に
“ちょい高”でも売れる新市場を作り上げた

 2019年に話題をさらった「こだわり酒場のレモンサワー」(サントリー)など、ここ数年次々と新製品が発売され拡大がとどまることを知らないレモンサワー市場。20年は数ある強いブランドを抑えて、19年10月に全国発売した檸檬堂が一気にトップクラスに躍り出た。

 檸檬堂は、日本コカ・コーラが初めて国内で手掛けるアルコール飲料。それだけで話題性が十分だったのに加え、レモンサワー専門ブランドを名乗り、アルコール度数や果汁率の異なる4タイプをリリース。従来のチューハイの常識にとらわれない斬新なブランドであることを的確に訴求した。

 もちろん、肝心の味にもこだわった。丸ごとすりつぶしたレモンをお酒にあらかじめ漬け込む「前割り製法」を採用。目新しさとの相乗効果で、一度は試したくなった消費者の財布のひもを緩ませた。

仮想のレモンサワー専門店の屋号として「檸檬堂」と命名した
仮想のレモンサワー専門店の屋号として「檸檬堂」と命名した
「前割り製法」は、焼酎をおいしく飲む方法として知られる「前割り焼酎」にヒントを得て開発した
「前割り製法」は、焼酎をおいしく飲む方法として知られる「前割り焼酎」にヒントを得て開発した

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