農林水産省は「6次産業化」に力を入れていますが、1次産業の大半を占める家族経営の規模で全て自前でやるのは難しい。「餅は餅屋」でアライアンスを組んだほうが不得手な仕事に時間をとられることもなく、それぞれが収益化できるのです。

(写真/Shutterstock)
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 農林水産省は「6次産業化」に力を入れています。6次産業化とは、1次産業としての農林漁業と2次産業としての製造業、3次産業としての小売業などの事業との総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源に新たな付加価値を生み出す取り組みで、農山漁村の所得の向上や雇用の確保が狙いです。

 「漁をしている人や農家さんは自分で一気通貫したほうが稼げる」という考え方自体は間違ってはいませんが、成功しているところはある程度規模があり、1次と2次、3次の業務内容が明確化され、メンバーの役割もはっきりしています。一方、1次産業の大半を占める家族経営の規模で全て自前でやるのは難しい。「餅は餅屋」でアライアンスを組んだほうが不得手な仕事に時間をとられることもなく、それぞれが収益化できるのです。