※日経トレンディ2020年11月号の記事を再構成
自宅にこもりっきりのテレワークは、とかく単調になりがち。そこで生活にリズムをつくる目的で、パソコンを操作しながらちょっとしたものを口にする人が増えている。電子レンジで作れる具だくさんカップスープ、1分練るだけのマッシュポテトなど、フレキシブルに楽しめる“テレワ食”と呼ぶべき新ジャンルが今後活況を呈しそうだ(価格はすべて税込み)。
テレワ食の筆頭格が日本水産のカップ入りスープ「Suu Kamu Soup(スゥカムスープ)」だ。具だくさんのため、タピオカを吸うような太いストローが付属する。電子レンジで温めたら、パソコンの横に置いておき、ちょっとずつ飲める。
この商品は、もともとのターゲットは世の中で最も多忙な立場の一つである産後の母親だった。「乳児の世話で自分の食事が中断される」「調理中に目が離せない」といった悩みを解決するため、「調理が要らない」「乳児を抱っこ中でもこぼしにくい」「食器洗いが不要」といったコンセプトで本製品を開発した。しかし、世の中の変化で「その価値は、産後の母親だけでなく、実は(コロナ禍にテレワークで働く)忙しい人々のニーズにも合う」(日本水産)ことが分かり、テレワ食としての売り込みにも今後力を注ぐ。
器もスプーンも不要で電子レンジで温めるだけでよく、カップに蓋がされているためこぼれにくい。しかも、トマトなど1食分の野菜が入ったスープとあって、まさにデスクサイドで栄養補給するのにぴったりの食品である。日本水産の公式オンラインショップで先行発売しており、10月からは全国のコンビニでも販売する。
Suu Kamu Soup
日本水産(実勢価格250円)
TRENDY ブレイク予測 ★★★★
極太ストローで飲むスープ、具だくさんで栄養もしっかり
実食の感想
ミネストローネは具材たっぷりで、多忙でもほっと一息つける。
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