協賛企業の商品や特性を生かした施策を展開

 YouTubeをはじめとする実況動画の普及もあって、PUBGは見ているだけでも楽しめるバトロワゲームとして定着しつつある。PJSの視聴者の中には、家族で食事を取りながら観戦することを楽しみにしている人もいる、とMCのOooDa氏。PJSではそうしたロイヤルティーの高い視聴者に向けて、協賛企業の商品や特色を生かした企画にも力を入れている。

 例えば、シーズン5で協賛企業となった日本ケンタッキー・フライド・チキンとの施策。試合終了後のちょうど小腹がすく時間帯を狙って、出演者がケンタッキーのチキンを食べる時間を設けたり、解説時の画面上に広告を掲載したりしている。お決まりのフレーズ「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」の英語版が「WINNER WINNER CHICKEN DINNER!!」であることから、そもそもチキンとPUBGは相性が良いのだという。

試合後に協賛企業であるサッポロビールの商品で乾杯し、選手とともに試合を振り返るコーナーも(資料右)
試合後に協賛企業であるサッポロビールの商品で乾杯し、選手とともに試合を振り返るコーナーも(資料右)

 シーズン中に毎回こうしたコーナーを設けていると、「視聴者がケンタッキーを買って食べている様子をTwitterにアップしてくれる」(斎藤氏)こともあるという。視聴者と出演者が一体となって楽しむ企画にすることで協賛企業のPR効果を高めているようだ。

 さらに、20年8月にはモバイル版アプリ『PUBG MOBILE』のeスポーツ大会「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 0」(以下、PMJL)が始まった。事実上『PUBG MOBILE』の日本一を決める大会で、優勝チームは世界大会への出場権を獲得できる。賞金総額は1000万円。『PUBG MOBILE』の国内大会史上最多となる400チーム以上が参加しており、9月26日からセミファイナルが開催されている。

 PMJLを主催するNTTドコモには、19年の東京ゲームショウで同社の5G試作端末を使いPUBGの企業対抗戦などを実施した経緯がある。番組にVTRで出演したNTTドコモ eスポーツビジネス推進担当部長の吉田裕之氏は、当時の出展内容について「当社の5Gが高度化するモバイルゲームやeスポーツに必要な要件を満たしていけるのか、その可能性を実証したくPUBGにご協力いただいた」と背景を語った。さらに、PUBGの魅力として、見るだけでも楽しめるゲームであること、トッププレーヤーからライトユーザーまでプレーヤー層が厚いこと、SNSでのコミュニケーションが活発なことなどを挙げた。