Cygames(東京・渋谷)は東京ゲームショウ 2020 オンライン(TGS2020 ONLINE)の公式番組内で、同社初となるNintendo Switch向けタイトル『シャドウバース チャンピオンズバトル』のPVを公開した。自社IP(知的財産)のクロスメディア展開を得意とする同社ならではの手法でユーザー層の拡大を狙う。
『神撃のバハムート』や『グランブルーファンタジー』など、数々のスマートフォン向けゲームをヒットさせてきたCygames。同社はこうした自社タイトルのアニメ化やコミカライズ、他社作品とのコラボなどを積極的に行いビジネスを拡大してきた。2020年4月には主力タイトルの一つであるスマホ用カードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』を原作としたTVアニメがスタート。テレビ東京系列6局ネットで放送されている。
このアニメ版「シャドウバース」の登場人物や世界観を引き継いだゲームが、まもなく発売される『シャドウバース チャンピオンズバトル』だ。もともとのスマホ版ゲームが異世界を舞台にしたファンタジーであるのに対し、アニメ版では現代の学園を舞台に主人公たちが「シャドウバース」でバトルを繰り広げる様子が描かれている。
発売を控えた20年9月26日午後6時、Cygamesはゲームショウ公式番組で「シャドウバース チャンピオンズバトル TGS2020 スペシャル生放送」を配信した。番組にはCygames専務取締役で「シャドウバース」のプロデューサーでもある木村唯人氏が出演し、ゲストに声優の梶原岳人さんと小倉唯さんを迎えた。梶原さんと小倉さんはアニメおよび本作で主要キャラクターを演じている。
番組冒頭では『シャドウバース チャンピオンズバトル』のPVが初公開された。アニメの登場人物たちが本作のストーリーや機能を紹介する内容で、メインストーリーは廃部寸前のシャドバ部を復活させるために「シャドウバース」の全国大会優勝を目指すというもの。
初心者向けのサポート機能が充実
本作の特徴の一つが、カードゲーム初心者をサポートする機能が充実していることだ。例えば、バトルで次にどんな手を打つべきか迷ったら、AI(人工知能)にアドバイスを求めることができるという。「ぜひ初心者の方は(この機能を)使ってもらえると、どんなプレーをしたらいいのか学びやすいと思う」と木村氏。
ほかにもゲーム内で使用される用語をいつでも確認できる用語集が搭載されているなど、カードゲームに馴染みのない人を振り落とさないための工夫がなされている。木村氏は、これらのサポート機能があることで「『シャドウバース』やカードゲームをまったく遊んだことがない人でも安心してプレーできるようになっている」と強調した。
番組の後半では、木村氏と梶原さんが実機を用いて対戦した。プロデューサー対主人公という形で行われたバトルは中盤まで主人公に華を持たせる展開になりそうだったが、最後に木村氏が畳みかけて勝利。バトルパートの演出や画面構成を、実機プレーを通じて紹介した。
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