「東京ゲームショウ 2020 オンライン(TGS2020 ONLINE)」の公式番組で、日本マイクロソフトに続き2番目に配信したのはスクウェア・エニックス。『ニーア レプリカント(NieR Replicant)』のバージョンアップ作品『ver.1.22474487139...』を2021年4月22日に発売すると発表した。
『ニーア』は2020年で10周年を迎えたアクションRPGの人気シリーズ。『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』は、10年4月に発売された前作をベースとしたバージョンアップ作品となる。辺境の村に住む心優しい少年が不治の病にかかってしまった妹を救う希望を探すために旅に出る——という導入部から始まるややダークなストーリーがファンをひき付けてきた。
「ニーア TGS2020特番 まぁまぁ新情報がありまスペシャル」と題して20年9月24日午後10時から配信した特別番組は、「ニーア」シリーズのプロデューサーでスクウェア・エニックス取締役兼執行役員の齊藤陽介氏をはじめ、開発陣らが終始リラックスした雰囲気で対話しながら、複数の新情報を紹介した。
11年目の記念日に発売
その中でも目玉は『ver.1.22474487139...』の発売日。ゲーム画面を紹介する動画の中で21年4月22日と公表した。前作の発売日だった10年4月22日からちょうど11年目となる。その理由について齊藤氏は「アニバーサリーをいろいろ作ると面倒くさいので一緒の日にした」とおどけながら紹介。ファンにとっては印象深い記念日になりそうだ。
『ver.1.22474487139...』の対応プラットフォームはPlayStation 4とXbox One。パソコン向けにもゲーム配信サービスのSteamで販売する。平原が広がる3Dグラフィックスの中で主人公が敵と戦う実機によるデモの様子を見せた。移動やジャンプをしながら魔法を放つことができるようにするなどアクション性を高め、動きも滑らかになっていることを紹介。動画の視聴者からは「めっちゃ動き滑らかになってない!?」「モーションかなり良くなってるね」と称賛するコメントが寄せられていた。
ゲーム内の収録音声が増えているのも特徴の1つ。旧作と比べて台本が3倍になっているという。主人公の少年期を演じた岡本信彦さんは「10年前の僕の音声を聞いて、当時の初々しさと繊細さを出すのはめちゃくちゃ難しく感じましたが、再現性も声優の大事な部分と思って演じました」と新たに加えた収録を振り返った。
スマホ版も事前予約開始
スマートフォン向けタイトル『ニーア リィンカーネーション(NieR Re[in]carnation)』についても紹介。これまではクローズドベータテストを実施してきたが、スマホアプリ配信サービスのApp StoreやGoogle Playで事前予約を開始したと発表した。App Storeでは、リリース予定日を20年12月23日と表示している。事前登録キャンペーンを実施し、登録人数に応じてゲーム内の通貨をユーザーにプレゼントするほか、100万人のユーザーが集まったときには100万円相当の純金像を抽選で1人に進呈するという。
2017年2月発売の『ニーア オートマタ(NieR:Automata)』についてはダウンロード数が485万本に到達したと説明。500万本を目指し、10月6日までTGSセールとしてPlayStation Storeで50%オフのダウンロード販売することも公表した。
さらなる『ニーア』関連の情報は、TGSの関連動画として「ニーア関係者トークほとんど新情報はないでスペシャル」を20年9月26日の22時からスクウェア・エニックスの特設サイトで配信する。
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