
全20回
2021年のヒットをつくる人
新型コロナでこれまでの常識がすべて覆った2020年。ニューノーマルの消費者はこれからどう変容していくのか。企業は彼ら、彼女らとどう対峙し、どう寄り添っていくべきなのか。20年という難局にヒット商品を生み出したヒットメーカーや、新市場の創造に挑むイノベーターたちが、アフターコロナの展望を占う。
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第1回2020.10.08売らない店「b8ta」日本上陸の仕掛け人が語る、リテールDXの未来2015年に米国で誕生した斬新ガジェットを体験できる店舗「b8ta(ベータ)」が20年8月、日本に上陸。東京・有楽町と新宿にオープンした。“売ることを前提としない”が特徴で、コロナ禍でECが伸びる中、消費者との接点として注目を集める。ダイソンなどを経て、日本の店舗を統括するb8ta Japanの北川卓司氏は、日本向けにどうカスタマイズしたのか。
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第2回2020.10.14実は黒字「変なカフェ」を作った職人 稼ぐロボが飛躍する未来変なレストラン、変なカフェから、ロボ酒場まで。飲食店で働くロボットサービスの先駆者がQBIT Robotics(東京・中野)社長の中野浩也氏だ。遠い未来の話と考えられてきたロボットと協働する社会。新型コロナウイルス感染症の影響が広がる中、変革をどう実現させ、何を目指していくのかを聞いた。
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第3回2020.10.19勉強を教えない塾に申込が殺到 「探究学舎」が拓く教育DX新時代小学生向けに宇宙、元素、戦国英雄など新機軸の授業を展開し、熱狂的なファンを持つ学習塾「探究学舎」。継続率は99%を超え、子どものアイデアをクラウドファンディングで商品化に導いた。彼らはなぜ、小学生とその親を惹きつけるのか。代表の宝槻泰伸氏にマーケティング戦略と、教育DXの未来を聞いた。
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第4回2020.10.22AIとスタイリストが協働するEC 悩める女性の救世主が描く絵図コロナ禍で多くのアパレルが苦境に陥る中、ファッションEC「DROBE」(ドローブ)が好調だ。2020年3月の本サービス開始以来、売り上げは毎四半期2.3倍のペースで伸長。AI(人工知能)とプロのスタイリストの力を合わせ、服への悩みに寄り添う姿勢が顧客に受け入れられた形だ。
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第5回2020.10.23半沢、わたナギ、MIU…TBSのキーパーソンが語るドラマの作り方コロナ禍で2020年4月期ドラマの延期や中断が相次いだテレビ業界。その後やや平静を取り戻した7月期ドラマで圧倒的な強さを見せたのがTBSテレビだ。「半沢直樹」の最終回は、関東地区の平均世帯視聴率が32.7%を記録(ビデオリサーチ調べ)。同期の「私の家政夫ナギサさん」と「MIU404」も高視聴率で話題となった。なぜここまでTBSは強いのか。その秘密を同社編成局長の瀬戸口克陽氏に聞いた。
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第6回2020.10.27IBM系数千人を率いる30代社長 新会社を「オンライン」で設立2020年7月1日に設立した新会社・日本IBM デジタルサービス(東京・中央)の社長に就任したのが、39歳の井上裕美氏。数千人からなる社員を束ね、ITプロフェッショナル集団の旗振り役を担う。若⼿⼥性社⻑は⽇本企業のDXをどう⾒ているのか。同社の取り組み、彼⼥のリーダー像を聞いた。
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第7回2020.11.04共感を生む動画とは? 注目クリエイターが導き出した3つの法則「忍者女子高生」「6秒商店」「ハロー!ブランニューワールド」などの動画コンテンツが立て続けにSNSなどで拡散(バズ)され、10億回超えの再生数を獲得してきたCHOCOLATE Inc.(チョコレイト)のCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)・栗林和明氏。米国で最も権威ある広告誌のひとつ『Advertising Age』の「40 under 40」(注目すべき40歳未満の40人)にも選ばれた栗林氏の仕事と「バズの先にある動画コンテンツの作り方」、そして今後の野望とは。
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第8回2020.11.10ホンダ初の量産EV「Honda e」 開発責任者が語るクルマの未来とはホンダ初の量産EV(電気自動車)として、2020年10月30日に発売された「Honda e」。8月下旬に発表後、受注開始から僅か2週間弱で第1期の販売予定台数(数百台)が完売するという、注目度の高さを示す。街乗りでの使いやすさを追求したコンパクトなボディと愛らしいデザインに、先進技術を満載した個性際立つモデルだ。開発責任者の一瀬智史氏に、クルマに込めた思いを聞いた。
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第9回2020.11.11元ネスレ高岡浩三氏単独インタビュー「DXがヒットの形を変える」鮮やかなマーケティングで、ネスレ日本を急成長させた高岡浩三氏がコロナ禍の中、「ビジネスプロデューサー」として再始動した。最大の使命と心得るのは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を、日本企業のイノベーションにつなげること。日本有数のマーケターは今、何を考えているのか。単独インタビューで口を開いた。
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第10回2020.11.1217社からオファー 元ネスレ高岡氏が提唱する21世紀型の企業改革マーケティングと柔軟な発想力で「ジャパンミラクル」と驚嘆されるほど、ネスレ日本を急成長させた高岡浩三氏。トップ就任後10年目を迎えた2020年3月末、定年を機に退社し「ビジネスプロデューサー」として独立した。これから何を仕掛けていくのか。日本の現状をどう見ているのか。単独インタビューで胸の内を明かした。
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第11回2020.11.17アイリスオーヤマが国内最大級のマスクメーカーに 成長の舞台裏マスクメーカーとしては知名度が低かったアイリスオーヤマがこの夏、国内最大級のマスクメーカーに躍進した。その立役者が6年前からヘルスケア事業部の事業部長を務める岸美加子氏。単なる増産だけでなく、息がしやすい「ナノエアーマスク」を6月に投入し、多くの人の息苦しさを軽減した。
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第12回2020.11.24ホリプロデジタル 30歳社長が描く「芸能人3.0」への成長戦略ホリプロデジタルエンターテインメント(東京・目黒)は、大手芸能事務所・ホリプロが2018年に設立したデジタル特化型子会社。その創業で中心的役割を担い、20年6月に29歳の若さで社長に就任したのが、鈴木秀氏だ。女性TikTokerでフォロワー数日本一となった「景井ひな」ら同社独自の「芸能人2.0」への取り組みと、その先に見据える「芸能人3.0」への成長戦略とは。
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第13回2020.12.03700万個売れた「シュパット」 開発者が着想を得た意外なモノ「畳むのが面倒」「袋に入れづらい」というエコバッグの潜在的な不満を解消したマーナの「Shupatto(シュパット)」は20年7月1日に施行されたレジ袋有料化が追い風となり大ヒット。これまでにない新しい発想のエコバッグはどのように生まれたのか。開発者に聞いた。
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第14回2021.02.19一躍ブレイクの俳優・赤楚衛二 真摯に役に向き合い続けた5年間2020年に放送されたテレビドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」の主人公・安達役で、初の連続ドラマ単独主演を果たした赤楚衛二。現在26歳と俳優としては遅咲きだが、Instagramのフォロワー数が38万人を超え、初の写真集もいきなり重版がかかるなど大ブレイク寸前だ。その役作りや、仕事への思いを聞いた。
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第15回2021.03.11宮下草薙 深夜15分の“ぐだぐだ”ラジオで人を惹きつける手腕ネガティブで人見知りな草薙航基のキャラクターが受け、2019年頃から人気が上昇、さらなるブレイクが予想されるお笑いコンビ、宮下草薙。その人気の源泉ともいえるラジオ番組が、毎週金曜深夜に放送中の「宮下草薙の15分」(文化放送)だ。ツッコミ役・宮下兼史鷹とボケ役・草薙がただ15分間トークをするだけのシンプルな内容だが、当初3カ月限定の予定が改編を乗り越え今も続く。彼らがなぜ人気を博しているのか。
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第16回2021.03.12Creepy Nuts 打ち砕かれながら進んだブレイクまでの軌跡ラッパー・R-指定とDJ 松永によるHIP HOPユニットのCreepy Nuts。20年には初の日本武道館公演を開催し、冠番組のテレビ・ラジオも持つなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らが、ブレイクするまでの軌跡と転機を聞いた。
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第17回2021.03.19「知見シェア」がコロナ禍で急成長 ビザスクCEO端羽英子氏テレワーク、副業解禁と、企業の在り方が激変する今、「知見シェア」サービスを運営するビザスクの存在感が高まっている。同社を創業し、代表取締役CEOを務める端羽英子氏に、創業の信念やベンチャーでの新規事業を成功させる哲学を聞いた。
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第18回2021.03.22森岡毅氏独占インタビュー 刀がバルクオムを支援する秘策ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)再建の立役者、森岡毅氏率いるマーケティング精鋭集団「刀」が、マーケコンサルティング業務の枠を超え、他社への資本参加を伴う経営サポートに乗り出した。その第1弾は、近年、男性化粧品で急成長してきたベンチャーのバルクオム。森岡氏にその狙いと秘策を聞いた。
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第19回2021.03.30飛躍を遂げる俳優・杉野遥亮 苦しさを越えて見えた進むべき道2017年に俳優デビューして以来、着実にステップアップし続ける杉野遥亮。21年に入ってからも、新春スペシャルドラマ「教場Ⅱ」に出演し、「直ちゃんは小学三年生」「東京怪奇酒」では2クール連続でのドラマ主演を務めあげた。今、最も勢いのある俳優の一人となった杉野に、コロナ禍を経て変化したという胸の内を聞いた。
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第20回2021.04.02人気ラジオDJ・ピストン西沢が伝授 “口説き上手”になる話し方話術のプロとして真っ先に挙がる職業の一つが、ラジオDJだ。30年以上にわたりラジオDJを務め、「GROOVE LINE」でJ-WAVEの夕方の顔として長年活躍するピストン西沢氏に、話し方のテクニックを聞いた。話のうまさは先天的なものではなく、練習次第で誰でも身に付けることができる。