
全4回
「SAS」はテレビCMの救世主になれるか
テレビCMの世界が大きく変わり始めている。その一例が、2020年2月に提供が開始された「SAS(スマート・アド・セールス)」だ。SASはテレビCMの枠を1本単位で購入できる新しい取り引き手法。出稿のハードルを下げ、新たな広告主を創出できる可能性がある。SASはテレビCMを復権させ、新たな需要を創出する救世主となれるのか。その可能性と課題を解説する。
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第1回2020.10.21テレビCMを欲しい分だけ自由に購入 SASがもたらす変革とはテレビCMの世界が激変している。世帯視聴率だけが主な指標だった時代から一変、「個人視聴率」「視聴質」といった新たなテレビ視聴データが登場した。さらに大きな変革をもたらしそうなのが、2020年2月にスタートした「SAS(スマート・アド・セールス)」だ。本連載では4回にわたって、SASの可能性を追求する。
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第2回2020.10.27広告主がSASを活用すべき7つの理由 テレビCMのDX推進の要に連載第1回は、テレビCMの長年の課題であった「欲しいCM枠だけを買えない」を解決する画期的なバイイング手法として登場したSAS(スマート・アド・セールス)を紹介した。第2回は広告主がこのSASを活用すべき7つの理由を解説する。
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第3回2020.11.16なぜSASは使われにくい? 広告主、代理店、テレビ局の課題とは2020年2月にスタートしたSAS(スマート・アド・セールス)。従来のテレビCMと全く異なるこの新しい広告枠のバイイング手法は、テレビCM復権の救世主として期待値が高い。しかし、より積極的に活用されるようになるためには広告主、広告会社、テレビ局のそれぞれが持つ課題を解決していく必要がありそうだ。
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第4回2020.12.10SASの進化でテレビCM取引も機械式に 3つのポイントで利点を整理本連載ではテレビCM枠の新たな買い付け方法である「SAS(スマート・アド・セールス)」がテレビCM市場に与える影響や、市場に浸透する上での課題などを解説してきた。最終回では、SASの進化を予測したい。すなわち取引の機械化、プログラマティック取引実現の可能性だ。