カインズのデジタル戦略と顧客体験

ブランドショップが立ち並ぶ、東京・表参道の交差点からほど近い路地裏。ビルの1階には、“コーヒーハンター”の異名をもつ川島良彰氏が監修した豆を使ったコーヒーが楽しめるおしゃれなカフェがある。実はこのビルが、2020年1月にカインズが構えたデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB」だ。

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2020年1月にカインズが東京・表参道の一等地に構えたデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB」
2020年1月にカインズが東京・表参道の一等地に構えたデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB」

 カインズが運営するカフェの上にはオフィスがあり、同社のITエンジニア約50人が働いている。自由でオープンな環境の中、開発を迅速に進められるよう設置したという。エンジニアはオンライン通販や商品取り置きなどの基点となるアプリや、第1回で紹介したピックアップロッカーといった、店舗とオンラインを結ぶシステム開発など、同社が全社改革の柱の1つとして力を入れているデジタル戦略の根幹を担っている。

1階にあるカインズが運営するカフェ「CAINZ COFFEE STAND & SPACE」
1階にあるカインズが運営するカフェ「CAINZ COFFEE STAND & SPACE」
オフィスはコンクリート打ちっぱなしでオープンな空間
オフィスはコンクリート打ちっぱなしでオープンな空間

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