
現実的に考える新ブランディング論
マーケティングや経営戦略の要として用いられる「ブランディング」という言葉。しかしいったい何を目的に、どのような検討を行うことを指すのか、改めて問われると答えるのは難しい。様々な解釈があふれ、ブランディングはいつしか曖昧な概念になってしまった。もっと現実的にブランディングのそもそもの目的をフラットに考える、新しいブランディングのアプローチを、博報堂コンサルティング執行役員の楠本和矢氏がご紹介します。
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第4回2021.01.28ブランディング施策は「連想MAP」から考える 鍵となる12の切り口博報堂コンサルティング執行役員の楠本和矢氏とともに、より現実的なブランディングの方法論を考える本連載。前回はブランドのコンセプトを生み出すには、3つの連想(トリガー連想、強化連想、ゴール連想)を積み上げるのが効果的だと提唱した。今回は、これらの連想を具体的な施策に落とし込むための「12の切り口」に迫る。
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第3回2020.10.23ブランドコンセプトのつくり方とは 「3つの連想」を積み重ねるブランディングは、ブランドのコンセプトを定めるところから始まる。では、どのような手順を踏めば、共感を生むコンセプトを生み出せるのか。博報堂コンサルティング執行役員の楠本和矢氏はシンプルに、3つの連想を積み重ねることを提唱する。
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第2回2020.09.01ブランディングは、もっとシンプルに捉えると本質が見えてくる時代によってその概念が変遷してきた「ブランディング」。曖昧になりがちなこの言葉をマーケティングの一部として捉え、よりシンプルに、実務のイメージが湧くようにしたい。博報堂コンサルティング執行役員の楠本和矢氏が自身の経験を踏まえて導き出したのは「連想」を中心に据えたアプローチだった。
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第1回2020.07.31ブランディングはなぜ曖昧になったのか 歴史から考えるマーケティングや経営戦略の要として用いられる「ブランド」や「ブランディング」という言葉。しかし、その定義は漠然としており、「ブランドとは経営だ、パーパスだ」「ブランディングとは顧客との絆づくりだ」など、歴史的に様々な解釈が生まれてきた。博報堂コンサルティング執行役員の楠本和矢氏が、その理由を読み解く。