アフターコロナ働き方&オフィス改革

新しい働き方を研究して自ら実践するため、実験的なオフィスを東京・赤坂、新宿、京橋などに設置してきたオカムラ。2020年7月には、「CO-EN LABO」を東京・渋谷の「渋谷スクランブルスクエア」内に新たにオープンした。働き方は今後、どう変わるのか。働き方コンサルティング事業部スペースデザイン3部の藤原篤部長と同事業部ワークデザイン研究所第一リサーチセンターの森田舞所長に聞いた。

前回(第13回)はこちら

オカムラが2020年7月に東京・渋谷の「渋谷スクランブルスクエア」に設置した「CO-EN LABO」ではソファやテーブルが中心にあり、オフィスの概念を大きく変える
オカムラが2020年7月に東京・渋谷の「渋谷スクランブルスクエア」に設置した「CO-EN LABO」ではソファやテーブルが中心にあり、オフィスの概念を大きく変える

新型コロナウイルス禍の中で、CO-EN LABOを開設した理由は?

藤原 コロナの影響でテレワークが全国的に広がり、オフィスの在り方が問われています。以前から新しい働き方を試行する場として、当社は各所にさまざまな実験的なオフィスをつくってきました。CO-EN LABOでも当社の最新の働き方と働く場を外部に伝える他、社員が実際に働きながら働く場の実験や検証を行っています。CO-EN LABOには主に営業部門が所属しています。

 オフィスデザインも今までとは異なり、オフィス内には天井までの壁で囲まれた会議室がありません。広々と見通せる空間に、ソファやテーブルが置いてあるので、一般的な机や椅子が並ぶオフィスとは全く違うイメージではないでしょうか。

CO-EN LABOには、壁で囲まれた会議室のない空間にソファやテーブル、机や椅子などが混在している。好きな場所で仕事ができる
CO-EN LABOには、壁で囲まれた会議室のない空間にソファやテーブル、机や椅子などが混在している。好きな場所で仕事ができる

 フリーアドレスにしてアクティビティー・ベースド・ワーキング(ABW)の考え方を取り入れ、社員が自由にディスカッションできるスペースや集中して作業ができるスペースなど、多様な選択肢を用意しています。

 他の実験的なオフィスにもそれぞれ特徴がありますが、CO-EN LABOのコンセプトは「リビングスタイルワーキング」です。カジュアルな雰囲気づくりを意識して、ソファやテーブルを中心に選択しました。心地よさ、快適さに主眼を置いており、渋谷駅のすぐそばにあるという立地も生かして、いろいろな社員が行き交う場になることを期待しています。CO-EN (交縁)は人と人との交流、社内外の人との縁を大切にするという意味を込めています。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>