
スターバックス コーヒー ジャパン(東京・品川)は2020年7月30日、東京・銀座に新業態店舗「スターバックス コーヒー CIRCLES 銀座店」をオープン。眼鏡メーカー・ジンズ(JINS)と提携し、「最高の集中体験」を目指す空間「Think Lab」を設けた。その空間デザインは、オフィス改革を考える企業の参考になりそうだ。
「スターバックス コーヒー CIRCLES 銀座店」のコンセプトは、“はたらく人のための「夢中になれる場所」”。1人で集中して考えられるスペースや、人とのコミュニケーションを活発にして、アイデアを共有しながら刺激し合うスペースなど、目的やワークスタイルに応じて、「Co-Work(コワーク)」と「Solo-Work(ソロワーク)」を選択ができる店舗空間になっている。
2階の「SMART LOUNGE」には、オンラインミーティングに適したブース席やコワーキング向けのテーブル席が用意されている。半個室のブース席は4席あり、パーティションで囲われているため、電話やオンラインミーティングも周囲を気にせず利用できる。40分単位で予約できる。
コワーキングスペースは、電源のあるカウンター席やディスカッション向きのビッグテーブル、移動可能、組み合わせ自由なテーブル席など多彩な客席を備えている。
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ここまでは、他のコワーキングスペースやシェアオフィスなどでも一般的に見られるバリエーションだが、この店舗には「最高の集中体験」を提供するという、ソロワークを極めた究極のパーソナル空間「Think Lab」が用意されている。SMART LOUNGEからガラス越しに垣間見ることができるが、SMART LOUNGE側のワイワイガヤガヤとした雰囲気からは隔絶された、緊張感さえ漂う空間だ。中に入ってみよう。
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