日経クロストレンドでは、マーケティング・テクノロジー関連のオンラインセミナーに着目し、2021年2月下旬以降で開催が決まっているものの中からピックアップしてカレンダーとしてまとめた。

 イーロン・マスク氏率いる米スペースXなど、新興企業によるロケットの低コスト化、ライドシェアによる高頻度・低価格な打ち上げが実現し、宇宙へのアクセスが身近になってきた。衛星画像データと地上データとをかけ合わせてAI(人工知能)で解析し、金融・流通・農林水産分野などにソリューションを提供するビジネスも拡大している。こうした宇宙関連ビジネスには日本政府も力を入れており、内閣府は「宇宙産業ビジョン2030」を2017年に打ち出している。

 このトレンドを捉え日本マーケティング協会は、宇宙関連ビジネスに関わることで自社のブランディング、マーケティングに活用する“宇宙マーケティング”に着目。「宇宙マーケティングのすゝめ」と題したオンラインセミナーを21年2月22日に開催する。「見上げる宇宙から、使う宇宙、くらしや仕事に役立てる宇宙へ」というスローガンを掲げ、宇宙ビジネスの概観と最前線の動向や事例を紹介する。“宇宙は遠い存在ではなく、現実のビジネスフィールドであるという新たな視座を養えるセミナー”との触れ込みだ。

 このほか国内では、「デジタルマーケターズサミット 2021 Winter」(同2月24日~25日、インプレス Web担当者Forum主催)、「マーケティング・テクノロジーフェア オンライン 2021」(同2月26日ほか、インフォーマ マーケッツ ジャパン主催)、「コロナ後の未来社会、EXPO2025への期待、関西の可能性」(同3月3日、日本貿易振興機構/2025年日本国際博覧会協会主催)に注目したい。

 毎年恒例の人工知能学会全国大会は、2021年も昨年に続いてオンラインで開催することになった(会期は同6月8日~11日)。参加登録受付開始は3月1日15時を予定している。

 一方海外では、北米で最も急成長しているテクノロジーカンファレンスといわれている「Collision 2021」(同4月20日~22日)に着目したい。欧州最大のテクノロジーカンファレンスの1つであるWeb Summit(例年、ポルトガルのリスボンで開催)の創設チームによる北米版だ。CES、Mobile World Congress(MWC)と並んで三大テクノロジーイベントに急成長してきたとの見方もある。

 以下、2月下旬以降で開催が決まっているオンラインセミナーの中からピックアップして、国内と海外に分けて開催日順に紹介する。

マーケティング・テクノロジー関連で注目のオンラインセミナー

国内

2月22日 宇宙マーケティングのすゝめ
「見上げる宇宙から、使う宇宙、くらしや仕事に役立てる宇宙へ」。宇宙は遠い存在ではなく、現実のビジネスフィールドであるという新たな視座を養えるセミナー。宇宙ビジネスの概観と最前線の動向や事例を紹介。講師は宇宙航空研究開発機構(JAXA)新事業促進部事業開発グループ長の上村俊作氏、QPS研究所代表取締役社長CEOの大西俊輔氏。 ●主催:日本マーケティング協会(JMA)九州支部 ●日時:2月22日(月)14:00~15:00 ●料金:会員2640円、非会員3300円
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2月24日 デジタルマーケターズサミット 2021 Winter
デジタル戦略についての理解を深めるためのマーケター向けイベント。講師は、パナソニック コネクティッドソリューションズ社常務エンタープライズマーケティング本部長の山口有希子氏、日本アドバタイザーズ協会常務理事の小出誠氏、サントリーコミュニケーションズ デジタルマーケティング本部執行役員本部長の篠崎有平氏ほか。 ●主催:インプレス Web担当者Forum ●日時:2月24日(水)~2月25日(木)初日11:00〜17:55、2日目10:00〜17:55 ●料金:無料
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2月24日 データに基づく海外プロモーションの有効性
副題は「コロナ禍の海外戦略イノベーションとは」。内容は、コロナ禍での海外調査の実態、最近需要の多い調査例、日本企業における海外向けの情報発信など。講師は、日本リサーチセンター BIセンター GMの小宮山学氏、日本リサーチセンター 海外調査担当の谷川美里氏、LIFE PEPPER ソリューション事業部の大和田博斗氏、日本リサーチセンターBIセンター YouGov事業担当の須貝育宏氏。 ●主催:日本リサーチセンター ●日時:2月24日(水)14:00~16:00  ●料金:無料
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