ソフトウエアの品質保証とテストを専門に、5年間で連結売上高を約9倍(2014年8月期の21億5000万円から19年8月期の195億3100万円)に伸ばすほど業績好調のSHIFT(東京・港)。2020年春にデータの集計・分析基盤を新たに構築し、日々のビジネスをさらに「見える化」。データに基づく次の打ち手を考え、行動するように従業員に促している。

SHIFTの企業ウェブサイト
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 「2020年春までは、各部署やプロジェクトが(マイクロソフトの表計算ソフト)『エクセル』に記入する形で収支の見込みをまとめ、それで会社全体の粗利を予測していました。しかし、企業規模が拡大し、プロジェクトの件数も増えると限界がきました。週次でまとめるのが精いっぱいになりましたし、まとめたタイミングによって数字が異なり、その整合性を確認するのにも時間が取られるようになった」

 こう語るのは、SHIFT 管理本部 情報システム部 基幹システム推進グループ グループ長の大網康志氏だ。

 SHIFTの主力事業は、顧客企業のソフトウエアをテストして不具合を検出し、その後の改修の結果も検証するテストの「ソリューション」、さまざまなテスト業務から得られた知見やデータに基づいて上流工程の不具合を減らす提案を行い、ソフトウエアの品質を向上させる「コンサルティング」、顧客企業のソフトウエア開発に携わるエンジニアの技量や開発体制などさまざまな要素をスコア化して評価することでソフトウエアの品質を向上させる「品質管理」などになる。

 多くのプロジェクト、それも1カ月以内、場合によっては1週間以内で終わってしまうような期間の短いプロジェクトが同時進行するため、企業として収支の見込み、特に粗利を予測するには、各部署・プロジェクトがいったい今、何件成約し、どのくらいの収支を見込めるかを、まとめて把握する必要がある。そうしたデータを現場から日次レベルで収集し、各部署・プロジェクトを管理してきたことが、SHIFTの急成長を一面で支えてきたわけだ。

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