※日経エンタテインメント! 2020年7月号の記事を再構成
本誌がタレントパワーランキングを掲載して12年がたった。どんな顔ぶれがランクインしてきたか。3年ごとに振り返ってみた。綾瀬はるかが急上昇を見せたのが2011年。マツコ・デラックスもベスト50入りを果たした。2014年はスポーツ選手が元気なランキングだった。浅田真央、羽生結弦のフィギュア勢に野球選手の名前も。今から3年前。2017年のタレントパワーランキングで大きく順位を伸ばしたのはドラマで活躍した女優2人だった。
【2008年】今とは異なるトップ10 女優1位は仲間由紀恵
最初に振り返るのは、今から12年前の2008年。宮崎駿の『崖の上のポニョ』が興行収入155億円を記録、『クイズヘキサゴンII』が人気を集めて、番組から生まれたユニット「羞恥心」がデビューした年だ。タレントパワーランキングの上位10位までの顔ぶれは、同じ子年である20年のトップ10とはまったく異なっている。やはり12年は長い。
1位はSMAP。個人でも香取慎吾が8位、中居正広12位、木村拓哉18位、草彅剛が25位に入っている。香取慎吾は08年1月クールに月9ドラマ『薔薇のない花屋』で主演、木村拓哉は前年にドラマ『華麗なる一族』に主演している。ちなみにこの年、嵐は41位。翌09年に19位、10年には2位へとジャンプアップしていく。
トップ50を見ると、ミュージシャンが多くランクインしていることに気づく。2位のサザンオールスターズを筆頭に、『蕾』が前年の日本レコード大賞に選ばれたコブクロが4位。24位にDREAMS COME TRUE、29位にMr.Chirdren、31位に平井堅が入っている。
小島よしおが42位
お笑いタレントでは明石家さんま、北野武に続き、10位に爆笑問題の太田光が入っている。爆笑問題はコンビとしても20位、相方の田中裕二も21位にランクインした。13位には、前年10月から『笑っていいとも!』のレギュラーになって活躍したタカアンドトシ。前年に大ブレイクして「そんなの関係ねぇ」が流行語になった小島よしおが42位に入っている。
女優では紅白歌合戦の司会を務めた仲間由紀恵が13位で、女優部門1位になった。それに続くのが30位の松嶋菜々子。現在のランキングで上位を占める85~88年生まれ組世代は本格ブレイク前夜。新垣結衣は89位、綾瀬はるかはTOP100に入っていない。新垣は11年、綾瀬は10年にトップ50入りを果たすことになる。
この記事は会員限定(無料)です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー