新型コロナ渦によって自宅で料理をする人が増える中、売り上げを伸ばしている調理家電の一つが低温調理器だ。設定した温度で食材の中までむら無く湯せんで温められることから、牛肉や鶏肉などのうまみを逃がさずに調理できる点が人気の理由。愛用者の一人であるお笑い芸人「かまいたち」の濱家隆一さんに、低温調理器の魅力を聞いた。

※日経トレンディ2020年7月号の記事を再構成

かまいたち(吉本興業)の濱家隆一氏。かまいたちは2004年5月結成。2003年NSC大阪校26期生の山内健司さん(写真右の左側)がボケ担当で、濱家氏がツッコミ担当。「ABCお笑い新人グランプリ」第28回(2007年)に最優秀新人賞を受賞、「キングオブコント2017」(第10回)で優勝
かまいたち(吉本興業)の濱家隆一氏。かまいたちは2004年5月結成。2003年NSC大阪校26期生の山内健司さん(写真右の左側)がボケ担当で、濱家氏がツッコミ担当。「ABCお笑い新人グランプリ」第28回(2007年)に最優秀新人賞を受賞、「キングオブコント2017」(第10回)で優勝

 低温調理器の存在を知ったのは、タクシーの中だったかな。座席にあるモニターに製品の広告が流れて、便利な料理グッズが出てきたなぁと気になったんです。それからしばらくして誕生日が来たので、今年はあれがプレゼントにほしいと思いついて家族にリクエスト。念願かなってつい最近「BONIQ Pro」を手に入れました。

濱家さんが選ぶ料理グッズ

狙い撃ち温度で確実においしく
狙い撃ち温度で確実においしく
低温調理器BONIQ Pro(葉山社中)。2017年に発売し累計販売台数3万台以上の「BONIQ」後継機として2020年1月に販売開始。出力を1.5倍にパワーアップしたほか、大幅にサイズダウン。フルアルミボディでデザイン性も向上させた。無線LANに対応しており、スマートフォンを使って遠隔で温度を変更もできる。実勢価格3万2780円(税込み)

 時々家族や友人に振る舞うメニューにローストビーフやチャーシューがあるんです。ただ、ちょっと面倒だなと常々思っていた。というのも火入れの温度を一定に保つ必要があり、それが結構“むずい”んですよ。

高校卒業後にアルバイトを始めた居酒屋で料理の魅力にはまった濱家さん。結婚した現在も、時々家族や友人に振る舞うという
高校卒業後にアルバイトを始めた居酒屋で料理の魅力にはまった濱家さん。結婚した現在も、時々家族や友人に振る舞うという

 「低温調理器なら、それが全自動で簡単にできるんか」と。ボクは、あんまり料理の道具にこだわる方ではなくて、強いて言えば自分専用の「ダマスカス包丁」を持っている程度。調理家電に手を出すのは本当に珍しいことでした。

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