買い物や食事の際、得するのに欠かせないのがクーポンだ。そこで今回は、スマホだけで手軽に利用できるクーポンの各種サービスを取り上げる。店頭でクーポンの画面を提示するタイプの他に、ポイントアプリやスマホ決済アプリに事前にセットして使うタイプもある。

簡単に使える、クーポンの無料サービスを解説(イラスト/ぴーや)
簡単に使える、クーポンの無料サービスを解説(イラスト/ぴーや)

 スマホのクーポンには色々なタイプがあるが、代表的なのは、注文時や会計時に提示すると特典が受けられるもの。スマホの画面に表示したクーポンを店員に見せるだけなので手間が少ない。

 「スマートニュース」「グノシー」といったニュースアプリは、クーポンに力を入れている。アプリに専用のタブが用意されており、タップすると飲食店やコンビニ、ドラッグストアなど様々な店舗のクーポンが表示される。企業と協賛し、他にはない特別なクーポンを配布していることもあるので要チェックだ。例えばグノシーでは、GEOのレンタルDVD・ブルーレイの旧作が1点無料になるクーポンが毎月配信されている。

ニュースアプリではスマートニュース、グノシーの他に「ニュースパス」「dmenuニュース」などにも各種のクーポンがある
ニュースアプリではスマートニュース、グノシーの他に「ニュースパス」「dmenuニュース」などにも各種のクーポンがある

 LINEのクーポン機能も有用だ。アプリでウォレット→クーポンと選択すると利用でき、飲食店、コンビニ、スーパー、カラオケなど対象店が豊富にそろっている。ほとんどのスマホ利用者が日々開くアプリだけに、クーポン利用においても万人にお薦めできる。

 また、Yahoo! JAPANのアプリでも、日常で使いやすいクーポンが色々と配信されている。それぞれの内容を見比べて、店舗に応じて使い分けるのもいいだろう。

LINE(左)やYahoo! JAPAN(右)のクーポンも手軽に使いやすい
LINE(左)やYahoo! JAPAN(右)のクーポンも手軽に使いやすい

 また大手チェーンであれば、公式アプリにクーポン機能を搭載していることが多い。他のアプリのクーポンよりお得度が高いケースもよくあり、例えばマクドナルドなら、500円(税込み)のハッピーセットが公式アプリのクーポンだと100円引きの400円(同)だが、他のアプリの配信クーポンでは60円引きの440円(同)となる(2022年1月下旬時点の例)。利用頻度が高い店舗の公式アプリは、スマホにぜひ入れておきたい。

 マクドナルドの公式アプリには、利用した店舗へのアンケート回答でクーポンがもらえる「KODO」という機能もある。所要2分ほどのアンケートでポテトSの無料クーポンなどがもらえる。同じ店舗では1カ月に1回までという制限はあるが、時間効率に優れているのでお薦めだ。

マクドナルド(左)、ココカラファイン(中)、すかいらーく(右)の公式アプリのクーポン。ドラッグストアやファミリーレストランの公式アプリもクーポンが充実している
マクドナルド(左)、ココカラファイン(中)、すかいらーく(右)の公式アプリのクーポン。ドラッグストアやファミリーレストランの公式アプリもクーポンが充実している

LINEの公式アカウントにもクーポンが届く

 公式アプリより簡単に利用できるのが、LINE公式アカウントの友だち登録だ。公式アプリと同等のクーポンを配信するアカウントもあれば、LINE友だち限定のお得度の高いクーポンを配布しているものもある。

 例えばイエローハットの公式アカウントを友だち登録していると、先着でカー用品がもらえるクーポンが月1回配布される。家電量販店のジョーシンの公式アカウントでは、アルカリ乾電池4本パックが50円(税込み)で購入できるなどのお得なクーポンが毎月届く。気になる企業や店舗のアカウントは、気軽に友だち登録してみよう。

イエローハット(左)とジョーシン(右)の公式アカウントに届くクーポンの例
イエローハット(左)とジョーシン(右)の公式アカウントに届くクーポンの例

 「ガッチャ!モール」という、クーポン配信に特化したサービスもある。コンビニやドラッグストア、スーパー、家電量販店などのクーポンを、抽選やコイン交換といったゲーム感覚で獲得できる。

 特に、ドラッグストアのウエルシアを利用する人には便利。ここで手に入るウエルシアのクーポンは、値引きではなく、Tポイントを追加で付与するタイプだ。ウエルシアでは毎月20日に、Tポイントを1.5倍に換算して買い物代に充当できるお客様感謝デーを実施している。そのため、Tポイントの追加付与は値引きよりも価値が高い。

ガッチャ!モールは会員登録すれば無料で利用可能
ガッチャ!モールは会員登録すれば無料で利用可能

事前にセットして使うクーポンは提示クーポンと併用可能

 店頭での提示ではなく、共通ポイントのサービスと連係して使うタイプのクーポンもある。dポイントならdポイントボーナスチケット、TポイントならTポイントアプリ内のクーポンが該当する。

 どちらもクーポンを事前にセットし、店頭ではポイントカードを提示して対象商品を購入するだけだ。特典は値引きではなく、ポイントの追加付与となる。

dポイントボーナスチケット(左)とTポイントのクーポン(右)の例
dポイントボーナスチケット(左)とTポイントのクーポン(右)の例

 これらは、他の提示クーポンと併用できるのがうれしい。提示クーポンによる値引きと、ボーナスポイントの両取りが可能なのだ。

 また、各種のスマホ決済にセットして使うタイプのクーポンも使い勝手がいい。アプリで事前にクーポンを選択してから決済するだけでよく、クーポン画面の提示は必要ない。

 PayPayでは、チェーン店から地場のお店まで様々なクーポンが週替わりで提供される。LINE Payの特典クーポンは、スーパーや家電量販店などの各対象店で月1回利用可能だ。

PayPayのクーポン(左)は決済額に応じてPayPayボーナスを還元する仕組み。LINE Payのクーポン(右)は支払いの際に割引が自動適用される
PayPayのクーポン(左)は決済額に応じてPayPayボーナスを還元する仕組み。LINE Payのクーポン(右)は支払いの際に割引が自動適用される

 その他に、au PAYやメルペイ、d払いでも不定期にクーポンが提供されている。これらもやはり、他のクーポンとの併用が可能。値引きの提示クーポン、共通ポイントのクーポン、そしてスマホ決済のクーポンと“3重取り”できるケースもたまにあるため見逃せない。

 クーポンは多様化してきているが、使ってみるとそれほど複雑なものではない。スマホだけで完結する“クーポン習慣”を身につけて、お得に買い物や食事を楽しみたい。

注)情報は2022年1月下旬時点。サービス内容は今後変わる可能性がある

(画像は各サービスのアプリ、サイトから)

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