スマホ決済でシェアトップを走るPayPay。幅広い店舗やサービスでの支払いに利用でき、日常生活で使う機会も多い。今回は改めて、その基本的な使い方から、ちょっとしたコツでさらに得になる応用テクニックまで紹介していこう。マスターすれば、普段の買い物や食事などで得するチャンスが一段と広がる。

PayPayの使い方の基本と得するテクニックを解説(イラスト/ぴーや)
PayPayの使い方の基本と得するテクニックを解説(イラスト/ぴーや)

 まずは、PayPayの基本的な仕様と使い方をチェックする。

基本還元率は0.5% アップ条件は難度高め

 店舗でPayPayを用いて決済すると、基本還元として、その支払額の0.5%分のPayPayボーナス(残高の一種)が付与される。さらに、毎月の利用状況に応じて翌月の還元率が1%または1.5%にアップする、PayPayステップという特典制度も設けられている。アップ条件は以下だ。

【1】PayPayによる300円以上の支払いを月間30回以上かつ同5万円以上達成→0.5%の上乗せ

【2】【1】を達成したうえで、さらにYahoo!の対象サービスを月間3つ以上利用し、Yahoo!プレミアム会員に登録し、PayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携→0.5%の上乗せ

 上記を満たすことで、最大1.5%の還元が得られる。正直なところ、一般的な使い方で達成するのは厳しい条件となっているので、無理にクリアを目指す必要は無いだろう。

 ただし、PayPayステップは実店舗でのPayPay決済だけでなく、Yahoo!ショッピングやPayPayモールにおけるPayPay決済での還元率もアップするため、これらのネットショッピングを頻用しているなら、手間をかけても条件クリアを図る価値はある。

■PayPayステップの条件と特典
■PayPayステップの条件と特典 条件をクリアすると店舗利用での還元率が最大1.5%になり、ネットショッピングでの還元率もアップする
条件をクリアすると店舗利用での還元率が最大1.5%になり、ネットショッピングでの還元率もアップする

支払い方法は残高またはクレジットカード

 PayPayの支払い方法は2種類あり、「チャージしたPayPay残高で支払う」「登録したクレジットカードで支払う」のどちらかを選択することになる。

■PayPayの支払い方法
■PayPayの支払い方法 PayPay残高で支払う方法(図中のA)と、登録クレジットカードで支払う方法(同B)がある
PayPay残高で支払う方法(図中のA)と、登録クレジットカードで支払う方法(同B)とがある

 PayPay残高へのチャージ方法は色々と用意されている。銀行口座、ヤフオク!やPayPayフリマの売上金、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMで入金、Yahoo! JAPANカード(ヤフーカード)、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い、などだ。

 ヤフーカードはPayPay残高にチャージできる唯一のクレジットカード。ただし、このチャージはヤフーカードのTポイント還元の対象外となっているため、PayPay決済による還元とカード利用による還元との両取りはできない。

 またヤフーカードは、チャージではなく登録クレジットカードとして直接支払いに利用することも可能だが、この場合もカード利用によるTポイントは付与されず、PayPay決済による0.5~1.5%還元のみとなる。

PayPay残高で支払うより得なケースとは

 一方、ヤフーカード以外のクレジットカードをPayPayに登録して支払うことで、PayPay残高で支払う場合より有利な還元を狙えるケースがある。PayPayには国際ブランドがVisaまたはMastercardのカードが登録できる(JCBブランドはヤフーカードのみ対応)。

 ヤフーカード以外のクレジットカードを登録した支払いでは、PayPayの基本還元0.5%やPayPayステップによる最大1.5%還元の対象外になってしまうのだが、登録したクレジットカード側の還元は得られる。例えばカードの還元率が1%なら、PayPayの基本還元率0.5%を上回る。

 2022年4月まで2%還元キャンペーンを実施している「Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)」を登録すれば、PayPayステップの最大1.5%還元をも上回ることになる。LINEクレカを登録した支払いではLINEポイントによる還元になるが、LINEポイントはPayPayボーナスへの等価交換が可能だ。

アプリの「アカウント」→「支払い方法の管理」でクレジットカードを登録する。画像はLINEクレカを登録したところ
アプリの「アカウント」→「支払い方法の管理」でクレジットカードを登録する。画像はLINEクレカを登録したところ

 LINEクレカは保有していなくても、還元率1%以上のクレジットカードを持っている人は少なくないだろう。そうしたカードを優先的に活用したいところだ。このテクニックを使えば、クレジットカードに対応していない店舗でも、PayPayが利用できるなら間接的にカード利用による還元が受けられる。

 ただし、PayPayのキャンペーンに参加したいときには注意が必要だ。PayPayが主催するキャンペーンでは、ヤフーカードではない登録クレジットカードによる支払いはキャンペーンの適用外になることが多い。適用条件は都度しっかり確認し、PayPay残高やクレジットカードの種類を適宜使い分けて支払うといい。

クーポンを使ってお得度アップ!

 さらに注目したいのは、最近では毎週月曜日に更新されているPayPayクーポンだ。事前にセットすることで支払時に自動適用される仕組みで、支払い方法を問わずに利用できるのが利点となる。クレジットカードの還元とクーポンによるPayPayボーナス還元の両取りが可能なので、ぜひ活用したいお得技だ。

事前にクーポンを獲得してセットし、対象店舗でPayPayで支払うと還元が得られる。クーポンが提供される店舗や還元内容は時期により異なる
アプリでクーポンを獲得してセットし、対象店舗でPayPayで支払うと還元が得られる。クーポンが提供される店舗や還元内容は時期により異なる

 ここまで、PayPay残高とクレジットカード支払いとを使い分ける方法について解説してきたが、実は双方のメリットを両取りできる方法がある。

 ソフトバンク、ワイモバイルまたはLINEMOの契約者であれば、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでPayPay残高にチャージが可能。このチャージ代金は携帯電話料金と合算して請求されるため、携帯電話料金の支払い元に設定しているクレジットカードの還元を獲得できるのだ。

 チャージしたPayPay残高による支払いでは基本の0.5%還元も得られ、もちろんキャンペーンの適用外になることもない。PayPayとクレジットカードの還元を両取りし、キャンペーンも逃さない最強のチャージ方法となっている。ソフトバンクやワイモバイル、LINEMOのスマホでPayPayを使っているなら、この方法を利用しない手はない。

注)情報は21年9月上旬時点。サービス内容は今後変わる可能性がある。PayPayのチャージ時や支払時には、利用方法に応じた上限金額が設けられている。本人認証未設定の登録クレジットカードで支払う場合は、上限が5000円(過去24時間および過去30日間)と低くなるので注意

(画像はPayPayのサイト、アプリから)

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