月額980円(税込み)から、ロボット掃除機「ルンバ」が借りられるサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」。3年継続でルンバが契約者の物になるが、最初から購入した場合とどちらが得だろうか。総コストやサービス面を総合的に比較すると、どんな人もサブスクを選んで損はない。実際にプレミアムモデル「ルンバs9+」を契約し、使い勝手を試した。
コロナ禍で在宅時間が増え、「家をきれいにしたい」という意識が高まっている。ちょっとした時間で確実に掃除をしておいてくれるロボット掃除機を導入したいが、「値段が高い」「掃除機で十分」「ちゃんと掃除できるのか」「置くスペースがない」といった理由で購入をためらう人は多いのではないだろうか。
そんな課題を解決したのが、アイロボットジャパン(東京・千代田)のサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」だ。月額980円(税込み、以下同)からロボット掃除機「ルンバ」が借りられ、3年継続で契約者の物になる(契約者に所有権が移る)。
主なラインアップは、エントリーモデルの「ルンバ693」が月額980円、上位モデルの「ルンバi7」が同3080円、ゴミを自動吸引する「クリーンベース」を付属したプレミアムモデル「ルンバs9+」が同5480円だ。
サブスクサービスは2019年6月にスタート。契約者の利用動向などを分析して20年6月に大幅アップデートした。この変更が奏功し、21年4月末の累計利用者数は変更前の20倍に成長した。上記のプランは、価格などを見直して21年6月に開始したものだ。
サブスクと購入はどちらが得なのか。まず、保証などサービス面は、実はそれほど変わらない。例えば、サブスクの保証期間は、利用期間中は無償修理や交換の対象となるため最長3年。購入する場合は1年保証だが、21年3月以降にアイロボット公式オンラインストアで購入した商品は、ユーザー登録をすることで2年間延長でき、こちらも最長3年となる。
他にも、商品の配送や返品・交換にかかる送料はいずれも無料。フィルターやバッテリーなどの消耗品は購入する必要がある点も同じ。つまりどちらが得かは、単純に総コストを比べればいいことになる。
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