
新・Watcher 中国テックジャイアント
アリババ、テンセント、バイドゥに、新たにファーウェイを加えた中国のテックジャイアント4社は、一体どのような人工知能(AI)やビッグデータの活用戦略を進めているのか。BATHと呼ばれる4社が取り組む、AIや自動運転、電子コマースや流通などイノベーションの最前線を、中国現地の専門家によるレポートなどから浮き彫りにします。原則としBATH4社の情報を、毎週2回ずつ記事化し、お伝えしていきます。
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2021.01.14バイドゥ 米半導体大手と提携し自動運転プロダクトを量産中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2020年12月22日、米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)と提携し、TIの自動車用プロセッサーをバイドゥの自動運転車プラットフォーム「Apollo(アポロ)」の自動運転プロダクトに組み込むことを発表した。バイドゥは自動車業界に対し、自動車をスマート化する次世代プロダクトとして提供していく考えだ。
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2021.01.07ファーウェイ 設計業界のDXを加速する新ソリューションを発表中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のクラウド事業「華為雲(ファーウェイクラウド)」は2020年12月12日、クラウドレンダリングサービスプラットフォームを手がける賛奇科技(XSUPERZONE)と、クラウド上で設計業務の共同作業を可能にする「クラウド設計協同ソリューション」を発表した。設計業界に対して、より柔軟で効率的な新たな生産モデルを提供し、業務をデジタル化することで生産力向上をサポートする。
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2020.12.28テンセント 家電メーカーと組みテレビ向けクラウドゲームを開始中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のクラウドゲーム配信サービス「START」は2020年12月12日、大型テレビを手掛ける複数の中国家電メーカー大手と提携し、テレビ向けクラウドゲームをリリースした。これまでのテレビゲームと違い、ユーザーは専用のゲームコントローラーを購入し、START承認のスマートテレビと接続するだけでゲームを遊べるようになる。現在無料体験キャンペーン中で、新規ユーザーは初月無料で遊べる。
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2020.12.17アリババ バイドゥと共に不適切な検索に対処し尊い命を守る中国EC最大手のアリババ集団と中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2020年11月28日、アリババと中国の浙江大学が共催した「2020デジタルガバナンスフォーラム」で、「非正常検索」の回数データを公開した。同時に、こうした検索に対して、周知・啓発するページを表示する「緑網計画(リューワン計画)」も始めた。両社は、市政府と共に人命と希少野生動植物、未成年を保護する取り組みを進める。
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2020.12.11バイドゥ 映画の修復や高画質化にAI技術活用 国営中央テレビと中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)と中国国営中央テレビ(CCTV)の映画チャンネル「電影頻道(CCTV-6)」は2020年11月17日、AI(人工知能)を活用して映画を修復したり高画質化したりする「智感超清(ジーガンチャオチン)聯合プロジェクト」を始動した。両社は企業向けソリューションの共同開発に加え、知的財産の領域でも深く連携する。これまで白黒かつ低画質で観賞されてきた有名な古典映画について、色鮮やかかつ高画質での観賞を実現する。
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2020.12.04ファーウェイ 新たなライブコマースをEC企業と共同で展開中国EC業界は現在、ライブ配信によるライブコマースが販売チャネルの中心となっている。そこで新たなライブコマースを切り開いたのは、中国女性向けファッションECサイト「蘑菇街(モーグージェー)」。ライブコマース中にユーザーによるオンラインでのリアルタイム試着を可能にした。後押しするのは中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のクラウド事業「華為雲(ファーウェイクラウド)」の「クラウドネイティブインフラ」だ。
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2020.11.27テンセント 「ブロックチェーン+税務」の成果を発表中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2020年10月24日、中国深セン市税務局と進めている「ブロックチェーン(分散型台帳)+税務」の取り組みについて成果を公表した。この日は、19年に中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が「ブロックチェーン技術の応用は新たな技術革新と産業変革に大きな作用をもたらす」と強調した日であり、「ブロックチェーンチャイナデー」と呼ばれている。そこでこの日に1年間の進展をまとめた。
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2020.11.20アリババ「独身の日」に総取扱高7兆円超え 19年との違いは?中国EC最大手のアリババ集団が毎年「独身の日」に開催する最大ネットショッピングセール「Tモール・ダブル・イレブン・グローバル・ショッピング・フェスティバル」が2020年11月1日から11日にかけて開催された。今回は19年と開催期間が異なり、例年の11月11日の24時間の開催に加え、前倒しの11月1~3日と2回に分けての開催となった。11日間の総取扱高は、過去最高額となる4982億元(約7兆8700億円)を記録した。
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2020.11.12バイドゥの新型インフラ建設 石油化学産業のデジタル化を加速中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)のクラウドサービス「百度智能雲(バイドゥAIクラウド)」は2020年10月22日、石油化学産業に属する企業をデジタル化する「百度智慧油気解決方案(バイドゥスマート石油天然ガスソリューション)」を発表した。AI(人工知能)やクラウドコンピューティング、ビッグデータ、あらゆるモノがネットにつながるIoTなどの技術が含まれ、業界全体をデジタル化する「新型インフラ」の建設を後押しする。
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2020.11.09ファーウェイ 中国深センの大学群にWi-Fi 6を導入しデジタル化中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2020年10月22日、深セン市政府と有名大学が共同で設立した、大学院生の育成を主とする大学群「深セン大学城」と提携し、次世代の無線LAN規格「Wi-Fi 6」やIoT、AI(人工知能)などのICT(情報通信技術)を導入したことを発表した。中国で初めての大学群へのWi-Fi 6の大規模導入であり、深セン大学城が進める「教育の情報化転換」を実現するうえで重要なマイルストーンとなる。
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2020.10.30テンセント エッジコンピューティングセンターで5G普及を加速中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のクラウドサービス「騰訊雲(テンセントクラウド)」は2020年10月20日、次世代通信規格「5G」の普及により増大した通信データをエッジ側でデータ処理できる「テンセントクラウド5Gエッジコンピューティングセンター(Mini T-block)」を発表。5Gとエッジコンピューティングを組み合わせることで、ネットワークのリソースの上限の問題で5G本来のパフォーマンスを発揮できない問題を解決する。
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2020.10.22アリババ 地下の水道管をリアルタイムで可視化し水害も予測へ中国EC最大手のアリババ集団のクラウド事業「阿里雲(アリクラウド)」は2020年9月24日、都市のスマート化を実現するシステム「城市大脳(シティーブレーン)」に、水道事業をスマート化するシステム「水務(水道業務)スマートサービスエンジン」を追加した。AI(人工知能)およびAR(拡張現実)、スマートセンサーなどの技術を利用することで、見えない地下にある水道管の状態をリアルタイムで可視化することができる。
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2020.10.16バイドゥ 複数企業と共同で商店街向けAR地図サービスを展開中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)のAR(拡張現実)技術オープンプラットフォーム「DuMix AR」は2020年9月15日、パートナー企業と共同で、デジタルと現実が合わさったAR地図サービス「Map++パートナー計画」を開始した。バイドゥはパートナー企業に技術を提供することで、室内外の商店街向けの高精度な3D地図サービスの開発をサポートする。
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2020.10.09ファーウェイ スマート医療ソリューションを複数企業と共同開発中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は、2020年9月25~27日に中国海南省海口市で開催された、医療の情報技術とビッグデータの応用に関する大型カンファレンス「CHITEC 2020」で、スマート医療ソリューション「華為 IdeaHub 多学科協同会診聯合解決方案(ファーウェイ・アイデアハブ・マルチディシプリナリー・チーム連合ソリューション)」を発表した。このソリューションはスマートディスプレーを通じて、医師の共同作業をスマート化する。
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2020.10.02テンセントの地図サービス 人気店舗とのコラボで利用者増狙う中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)の地図サービス「騰訊地図(QQマップ)」は2020年9月28日、中国で人気の高い飲食店の米ケンタッキー・フライド・チキンや米ピザハット、中国人気雑貨販売店の名創優品(メイソウ)とコラボレーションし、サプライズキャンペーンを実施することを発表した。消費者はQQマップの地図サービスを通じて、お得な割引券などを入手できる。
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2020.09.25アリババ 「新製造」を本格的に推進、まずはアパレル業界から2020年9月16日、中国EC最大手のアリババ集団傘下でスマート製造プラットフォームを運営する「犀牛智造(シーニュージーザオ)」は、独自のスマート工場「迅犀(シュンシー)デジタルファクトリー」とその成果を初めて公表した。これはアリババの創業者で前CEOの馬雲(ジャック・マー)氏が16年に提唱した「五新(新小売、新製造、新金融、新技術、新エネルギー)」戦略のうち「新製造(ニューマニュファクチャリング)」の取り組みの1つだ。
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2020.09.17バイドゥ エバーノートと提携、ナレッジマネジメントツール強化中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2020年8月22日、ナレッジマネジメントツールの米エバーノートと、ナレッジマネジメントの分野で、正式に戦略提携を締結したことをニュースリリースで伝えた。両社はプロダクト、コンテンツ、技術の面で深く協力する。相互の持つナレッジ関連のプラットフォームと優位性を組み合わせることで、双方のプロダクトのバリューを高め、より良いユーザー体験を追求する狙いだ。
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2020.09.11ファーウェイ カスタマーサービス分野で新たな共同開発中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のクラウド事業「華為雲(ファーウェイクラウド)」は2020年9月3日、提携パートナー企業3社と、2つのスマートカスタマーサービスソリューションを共同発表した。ファーウェイはさまざまな業界で他社とソリューションの共同開発に積極的に取り組んでおり、今回はカスタマーサービス分野となる。4社により形作られたスマートカスタマーサービスがどのようなものか紹介する。
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2020.09.08テンセント 招聯金融と聯合実験室を設立、金融業界をより安全に2020年9月1日、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のクラウドサービス「騰訊雲(テンセントクラウド)」と、オンライン消費者金融の招聯金融(ジャオリエンジンロン)は「招聯金融-騰訊雲業務安全聯合実験室」を設立すると発表した。テンセントの金融リスク管理面の技術および経験と、ジャオリエンジンロンの豊富な業務シーンを共有し、消費金融業界のセキュリティー能力の向上と金融サービスのスマート化を共同で推進する。
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2020.09.03アリババのネット出前サービス ファッション業界に参入2020年8月15日、中国EC最大手のアリババ集団傘下のネット出前サービス「餓了麼(ウーラマ)」は、自社の配達員の作業着をモチーフにしたファッションの予約販売を開始した。これは「ネット出前サービス+ファッション」という、全く異なる業界をまたいだ斬新な取り組みだ。
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2020.08.31バイドゥの自動運転車 北京で一般市民が乗車体験可能に2020年8月24日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は北京市で一般市民が体験可能な自動運転車のテスト走行の行政許可を取得した。これはバイドゥにとって、北京市で進める自動運転事業を一般市民に開放する、新たな段階を迎えたことを意味する。前段階としてバイドゥは19年12月に、北京で自動運転車の人(一般市民は含まない)を乗せたテスト走行を許可する自動運転専用ナンバープレートを取得しており、それ以来51万9000キロメートルにおよぶテスト走行を完了している。
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2020.08.27ファーウェイ 5G利用で中国・深センの地下鉄運営を効率化2020年8月18日、中国・深センに地下鉄の6号線と10号線が開通した。この2本の地下鉄路線は中国深センで初の、1つの路線全域に5G技術が適用された例となる。技術を提供する企業は中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)で、運営する深セン地下鉄は同社の都市鉄道クラウドソリューションを導入している。その導入範囲は6号線(27駅)と10号線(24駅)合わせて51駅で、全長約78.7kmだ。地下鉄利用客は該当区間において5G通信を利用できる。
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2020.08.21テンセント AI分析を活用した豪雨時の冠水対策システムを開発2020年も中国各地で豪雨が頻発し、都市の排水システムに負担がかかり、冠水問題が多発した。中国・深センでも豪雨発生時に至る所で道路が冠水していたが、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)の本社ビル周辺は違っていた。豪雨時もビル前の広場には水がたまることなく、雨がやめば地面はすぐ乾く。それはテンセントがテクノロジーを駆使して構築した「スポンジシステム」が効果を発揮していたためだ。
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2020.08.17アリババ イノベーションを生む仕事環境ランキングで世界7位に中国EC最大手のアリババ集団は2020年7月29日、ビジネスメディアの米ファスト・カンパニーとコンサルティング大手の米アクセンチュアが連名で発表した「イノベーターのための仕事環境世界トップ100」で7位にランクインした。中国企業の中では首位だ。
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2020.08.14バイドゥ 中国建材最大手と業界のデジタル化推進で提携中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2020年7月13日、中国最大の総合建築材料メーカーで国営企業でもある中国建材集団と提携した。共同で中国の建築材料メーカーのデジタル化およびスマート化を加速し、中国経済の発展を図っていく。提携で生じる事業規模は100億元(約1515億円)を超える見通しだ。
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2020.08.07ファーウェイ 有害コンテンツ検出のAIソリューション発表中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のクラウド事業部門「華為雲(ファーウェイクラウド)」は2020年7月17日、中国のゲーム動画配信大手の虎牙(フーヤー)と共同で、AI(人工知能)で有害コンテンツを検出するソリューションを発表した。ファーウェイクラウドが主催の「ファーウェイクラウド2020インターネット5Gイノベーションサミット」にて発表された。
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2020.08.04テンセント 「ウィーチャット」上でオンライン店舗を開店可能に中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2020年7月20日、自社のチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」上で商品を販売できるオンライン店舗機能「微信小商店(ウィーチャットショップ)」を正式にリリースした。企業から自営業者、個人ユーザーまで、簡単な操作でオンライン店舗を無償で開店でき、ライブコマースも可能。ウィーチャットは現在、月間利用者数が12億人に到達しており、大きなビジネスチャンスを秘めている。
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2020.07.31アリババ BMWと連携して自動車分野のイノベーションを加速中国EC最大手のアリババ集団は2020年7月3日、アリババのクラウド事業「阿里雲(アリクラウド)」のイノベーションセンターとドイツBMWのオープンイノベーション部門「BMW Startup Garage」が、共同で自動車分野のイノベーション基地を設立することを正式に発表した。中国上海の浦東金橋開発区を拠点とし、両社は「インターネット+自動車」のプラットフォームを構築していく。今後3年間で300社のスタートアップ企業を生み出していく計画だ。
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2020.07.21バイドゥのスマートスピーカー 家庭で慢性病管理が可能に中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2020年6月29日、行動データに基づいた健康管理サービスを提供する北京妙医佳健康科学技術集団(More)と慢性病管理の領域で提携した。両社はバイドゥのスマートスピーカー「小度在家(シャオドゥザイジャ)」を通じて、慢性病患者一人ひとりに合った慢性病管理サービスを、家庭により入り込んだ形で提供する。
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2020.07.17ファーウェイ マシンビジョンで提携し四川省のデジタル化を加速中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)]2020年7月3日、同日に複数企業の共同出資により設立されたハイテクイノベーション企業の四川華鯤振宇智能科技(ファークンジェンユー)とマシンビジョンの領域で提携した。ファーウェイ主催の「2020イノベーション・データ・インフラ・サミット」で発表された。両社の提携内容とファーウェイの四川省での今後の取り組みを見ていく。
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2020.07.13テンセントとポケモンが「Pokemon UNITE」を共同開発 狙いは世界中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のゲーム事業「騰訊遊戯(テンセントゲームズ)」とポケモン(東京・港)が共同開発したゲーム「Pokemon UNITE(ポケモンユナイト)」が2020年6月24日、ポケモンの新作発表会で発表された。同ゲームはポケモン初のチーム戦略バトルゲームである。任天堂が販売している家庭用ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」とスマートフォンの両方からプレー可能だ。
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2020.07.06アリババ 貨物機と倉庫増で世界の物流ネットワークを強化中国EC最大手のアリババ集団傘下の物流子会社「菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク)」は2020年6月23日、同社主催の「2020グローバルスマートロジスティクスサミット」にて、物流インフラおよびサービスの拡大に向けて投資していくことを宣言し、計画を発表した。今後3年間で物流効率を高め、商品の引き渡し時間を大幅に短縮していく。
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2020.07.02バイドゥがコンピュータービジョン世界会議で躍進 その実力とはコンピュータービジョンの世界トップカンファレンス「CVPR(Conference on Computer Vision and Pattern Recognition)」が2020年6月14日から19日、初めてオンライン形式で開催された。中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)の自動運転開発プロジェクト「Apollo(アポロ)」は、今回のカンファレンスでスマート交通と最も関連するコンテスト「AI CITY Challenge」と「MOTS(Multi-Object Tracking and Segmentation)Challenge」において、5つの項目で首位を獲得した。
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2020.07.01ファーウェイ 施設内を配達して回る物流ロボットを開発中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)傘下にあるクラウド事業部門「華為雲(ファーウェイクラウド)」は2020年6月19日、ホテルや病院、オフィスビルなどの施設内の配達を物流ロボットが代行する「ラスト100メートル物流ソリューション」をリリースした。同社はサービスロボットを手掛ける「映博智能(パッドボット)」と共同で同ソリューションを提供する。
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2020.06.25テンセント 中国最大の貿易商談会のオンライン開催を初めて実現中国広東省で開かれる中国最大の貿易商談会「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が2020年6月15日、これまでの63年の歴史において初めて、オンライン上で開催された。今回のオンライン開催は、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)による技術サポートによって実現された。世界各国の出展企業とバイヤーは、広州交易会のオンラインプラットフォームで物理的な移動をせずに取引やビジネスが可能だ。
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2020.06.22アリババが始めた「3Dショッピング」 約100ブランドが導入中国EC最大手のアリババ集団傘下のECサイト「天猫(Tモール)」は、今年度のネットショッピングセール「Tモール618ショッピング・フェスティバル」で、初めて3Dのバーチャル空間でのショッピングを実現した。約100のブランドが「3Dショッピング」と呼ばれるこの新たな機能を導入して、消費者に新たなショッピング体験を提供した。今回はその取り組みを紹介する。
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2020.06.18バイドゥのAI体温測定システム 北京で多数の小学校が導入2020年6月8日、北京では2回目の学校再開のピークを迎え、約28万人の高学年の小学生が登校した。そこで、多くの小学校は児童の健康を守るため、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)が自社開発したAI(人工知能)体温測定システムを導入した。児童たちはマスクを外す必要も立ち止まる必要もなく、歩きながら非接触で体温を測定してもらえる。
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2020.06.15ファーウェイ ゲーム大手ネットイースと提携し新技術を共同開発中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2020年6月3日、中国ゲーム大手の網易(ネットイース)との戦略提携を発表した。両社はクラウドやAI(人工知能)、次世代通信規格「5G」などの次世代情報技術の発展を追い風として、デジタル娯楽のイノベーションをめぐって深く連携し、新技術の開発とエコシステム(生態系)の構築を進める。両社はまず、ゲームと音楽、教育の領域を中心に共同でビジネスの成長を目指す。