
新・Watcher 中国テックジャイアント
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- 2022.08.10
アリババのカーボンニュートラルツール「能耗宝」 2000社超が導入 中国EC最大手のアリババ集団傘下のクラウドサービス部門「阿里雲(アリクラウド)」は、カーボンニュートラル管理ツール「能耗宝(Energy Expert)」を、2022年6月末までに中国国内で2000以上の企業へ導入した。22年2月23日の発表から約4カ月でこれだけの実績を上げた格好だ。アリクラウドは、企業のカーボンニュートラル実現に向け、エネルギー消費管理と二酸化炭素排出量管理の2つの面から支援する。 -
- 2022.08.03
クラウドウォーク 新製品のエッジAIボックス「諦格」を発表 中国のAI(人工知能)技術開発大手の雲従科技(クラウドウォーク)は2022年6月2日、小規模なビジネスシーンにAIを応用できるエッジAIボックス「諦格(ディガー)」を発表した。AIを応用できる小規模なビジネスシーンは大量にあり、従来のAIを導入するには高かったハードルを、このエッジAIボックスで大きく引き下げる。クラウドウォークは独自で高効率なAIの生産ラインを構築しており、大量のAIアルゴリズムを生成することで、大量の需要を満たすことができる。 -
- 2022.07.26
バイドゥ 一般向け自動運転タクシーサービスを武漢で試験展開 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年6月30日、同社傘下の自動運転タクシー(ロボタクシー)配車サービスプラットフォーム「蘿蔔快跑(ルオボークワイパオ)」が、湖北省武漢市で、一般人向けに自動運転の有料モビリティーサービスを提供するための試験運転を開始したと発表した。対象エリアは武漢市の経済開発区で、現在の中国の「カーバレー」から「デジタルカーバレー」に発展していくことが期待されている地域だ。 -
- 2022.07.19
アリババ 「618」セールで世界最大規模の配送ロボットを実装 中国EC最大手のアリババ集団傘下の物流会社の菜鳥(ツァイニャオ)は2022年6月20日、中国のネットショッピング販促イベントの1つである「618」セール当日に、中国中央電視台(CCTV)の特別取材を受けたことを発表した。内容は、世界最大規模とされる武漢の華中師範大学におけるAI(人工知能)配送ロボット「小蛮驢(シャオマンリュー)」による「ラスト1キロメートル」配達の実態や物流のグリーン化の取り組みの紹介である。 -
- 2022.07.11
テンセント 自社の研究開発業務を全面的にクラウドへ移行 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2022年6月中旬、自社の研究開発業務を全面的にクラウドへ移行したと発表した。直近3年間で、テンセントの研究開発業務のクラウド規模は、5000万コア数以上に到達しており、累計節約コストは30億元(約600億円)を超えている。今後、同社が運営するインスタントメッセンジャー「QQ」やSNSアプリ「微信(ウィーチャット)」などを、パブリッククラウド形式で開発・運営していく。 -
- 2022.07.04
馬の絵が生き生きと躍動 センスタイムが「AI+AR」で没入感実現 中国の画像認識大手である商湯集団(センスタイム)傘下の文化創意プラットフォーム「数字猫(シューズーマオ)」は2022年5月末、デジタル文化創意作品「宋人匹馬・徐悲鴻」を発売した。同作品は、2300個という数量限定で発売され、デジタル文化創意の愛好者の関心を集め、瞬く間に完売した。特に注目したいのは、AI(人工知能)技術を駆使することで、作品に生き生きとした躍動感を与え、まるで絵の世界の中にいるような没入感をユーザーに与えていることだ。 -
- 2022.06.27
バイドゥ傘下のEV企業 メタバース空間でコンセプト車を発表 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)傘下の電気自動車(EV)企業「集度汽車(ジードゥ)」は2022年6月8日、バイドゥが開発したメタバースアプリ「希壤(シーラン)」上で初のブランド発表会「ROBODAY(ロボデイ)」を開催した。ジードゥはその発表会で、自社初のロボットカーのコンセプトモデル「ROBO-01」を発表。加えて、バイドゥのAI(人工知能)デジタルヒューマン「希加加(シージャージャー)」がROBO-01の運転手として登場した。 -
- 2022.06.20
ファーウェイ 中国自動車大手と提携しAR技術をついに商用実装へ 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2022年5月19日、中国国有自動車大手の上海汽車集団傘下の自動車ブランド「飛凡汽車(Feifan Auto)」と共同で、同ブランドの主力モデルである「R7」にファーウェイのAR(拡張現実)ヘッドアップディスプレー(AR-HUD)システムを搭載することを発表した。ファーウェイのAR-HUDは、広い視野角(13度×5度)や1920×730の業界最高解像度、10L(リットル)という商用化しやすいコンパクトなサイズを特徴とする。 -
- 2022.06.13
テンセント 大手スポーツブランドとメタバースコンサートを開催 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)傘下の中国音楽ネット配信最大手の騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ、略称TME)は2022年5月22日、大手スポーツブランドの独アディダスと共同で、自社のバーチャルミュージックカーニバル「TMELAND」上で「OZ未来コンサート」を開催した。同コンサートは、リアルとバーチャルの境界を打破し、トレンドを先取りした視聴体験を届けた。 -
- 2022.06.06
SHEIN サステナブルな新コレクション「evoluSHEIN」を販売開始 中国発の新興アパレル「SHEIN(シーイン)」は2022年4月29日、サステナブルな女性向け新コレクション「evoluSHEIN」の全世界での販売開始を発表した。これはプラスチック廃棄物から得られる繊維である再生ポリエステルを使用し、環境汚染問題の解決に取り組むことに加え、世界中の女性のエンパワーメントプロジェクトにも貢献する新たなコレクションだ。まずは170点の商品ラインアップを販売し、22年9月末までには1500点以上に拡大する予定だ。 -
- 2022.05.30
TikTokのバイトダンス 8K画質のVRライブ中継コンサートを開催 中国発の動画投稿アプリ「TikTok」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)は2022年4月9日、一般向けVR(仮想現実)コンサートを開催した。バイトダンス傘下の企業向け技術サービスプラットフォーム「火山引擎(Volcano Engine、フォーシャンインチン)」と、同じく傘下企業であるVRヘッドセットメーカー北京小鳥看看科技(ピコ・テクノロジー)が連携して実現している。高精細の8KによるVRのライブ中継コンサートは業界初となる。 -
- 2022.05.23
バイドゥ 自動運転タクシーサービスを中国北京で正式展開へ 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年4月28日、中国北京市政府から無人運転模範応用通知書を取得し、無人運転車配車サービスにおいて正式に認可を得たことを発表した。これは自動運転タクシー(ロボタクシー)を配車する「ロボタクシー配車サービス」を、中国の大都市である北京で初めてオープンに展開できることを意味する。サービスは、北京市内で指定された60平方キロメートルの模範地区の公道で展開される。 -
- 2022.05.13
ファーウェイ 採掘業用OS「鉱鴻」の実装を加速し安全性向上へ 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は現在、中国の国有石炭大手「神華集団」と国有発電大手「国電集団」が合併した「国家能源投資集団(CHN ENERGY)」と連携し、2021年9月14日に発表した採掘業用OS(基本ソフト)「鉱鴻(クアンホン)」を実装して、成果を出している。炭鉱企業は、クアンホンを導入することで、炭鉱関連業務をスマート化し、設備およびシステムの安全性や信頼性を向上させることができる。 -
- 2022.05.06
テンセント スマート作文アシスタントの公開トライアルを開始 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のAI(人工知能)研究開発組織「AI Lab」は2022年4月7日、スマート作文アシスタント「文涌(Effidit)」の一般向け公開トライアルを開始した。Effiditは、AI技術を通じて、作文者の思考を広げて表現を豊かにすることをサポートし、文章の作成と編集の効率を向上することができる。AI Labは今後、自然言語処理(NLP)技術のより深い開発に努め、Effiditの各機能の改善を図っていく。 -
- 2022.04.26
アリババ AIで風力発電所の風速と発電効率の予測精度をアップ 中国EC最大手のアリババ集団の研究機構「達摩院」(ダモアカデミー)は2022年3月21日、風力発電所の風速と発電効率の正確な予測ができるAI(人工知能)アルゴリズムの研究開発に成功したと発表した。このアルゴリズムは、平原や山地、そして海岸などの異なる地形での風速のみならず、風力発電所の発電効率も正確に予測ができる。山地のような複雑な環境下において、予測精度の向上により、風力発電所の発電効率をこれまでより20%以上向上させることができた。 -
- 2022.04.19
バイドゥ 中国国内初のメタバースマーケティング空間を発表 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年3月30日、中国大手広告・PR企業「藍色光標(ブルーフォーカス)」と共同で自社開発のメタバースアプリ「希壤(シーラン)」上に構築したマーケティング空間「藍宇宙」を発表した。中国国内では、初となるメタバースマーケティング空間だ。藍宇宙では、バーチャルヒューマン、NFT(非代替性トークン)、バーチャル空間の3つの技術的要素を結合させている。 -
- 2022.04.11
ファーウェイ スマート海洋5Gネットワークの構築を支援 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は現在、中国福建省にて国有通信最大手の中国移動(チャイナモバイル)傘下の福建移動と連携し、高速通信規格「5G」の海洋広域ネットワークソリューションの実装に取り組んでいる。この実装により、今まで陸地での普及に尽力してきた5Gネットワークの実用化を海上でも進め、「5G養殖」などの新たな5Gビジネスの創出、海洋エコシステムや産業の成熟化を推進していく。 -
- 2022.04.05
テンセント カーボンニュートラル目標で2つの取り組みを発表 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2022年2月24日、「テンセント・カーボンニュートラル目標&ロードマップリポート」を発表した。テンセントが掲げるカーボンニュートラル目標では、2030年までに実現を目指す2大項目が掲げられている。それは、「自社の運営およびサプライチェーンにおける全面的なカーボンニュートラルの実現」と「100%グリーン電力稼働の実現」だ。そのための取り組みを紹介する。 -
- 2022.03.29
アリババ 地球科学クラウドプラットフォーム「AI Earth」を発表 中国EC最大手のアリババ集団の研究機構「達摩院」(ダモアカデミー)は2022年3月3日、地球科学クラウドプラットフォーム「AI Earth」を開放し、試験的にサービス提供すると発表した。人工衛星から得られるリモートセンシングデータやAI(人工知能)アルゴリズム、高性能なクラウドコンピューティング、データ保存などの技術を統合し、農業災害や気候変化、そして水質の分析などの研究をワンストップでサポートするものだ。 -
- 2022.03.22
バイドゥ 一般向け「ロボタクシー」サービスの拡大を加速 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年2月27日、中国山西省陽泉市での自動運転タクシー(ロボタクシー)配車サービスプラットフォーム「蘿蔔快跑(ルオボークワイパオ)」の一般向け有料サービスの開始を発表した。バイドゥは、同都市内でまず停留所を30カ所設置し、陽泉高新区政務センターを中心に、政府業務や一般市民の通勤といった移動の需要に応えていく。 -
- 2022.03.14
ファーウェイが考える工業インターネット 何を目指す? 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2022年2月23日、自社の工業インターネットプラットフォーム「Fusion Plant」が、中国政府の中国工業情報化部(工信部)の「2021年業界・領域をまたぐ工業インターネットプラットフォーム」に選出されたと発表した。3年連続の選出となる。Fusion Plantは、工業関連企業のビジネスをサポートするだけでなく、産業全体を見据えた発展を志向している。 -
- 2022.03.07
テンセント 北京五輪を機に3D手話デジタルヒューマンを導入 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、2022年2月4日から実施された北京冬季五輪・パラリンピックにおいて、自社で設計・開発を手掛けた、AI(人工知能)を使った3D手話バーチャルヒューマン「聆語(リンユー)」の提供を開始した。試合の生放送後に、中国中央電視台のビデオアプリ「央視頻APP」にて、リンユーが中国の聴覚障害者に向けて手話で実況を届ける。 -
- 2022.02.28
アリババの北京五輪向けデジタルヒューマン「冬冬」の実力は 2022年2月4日から開催された北京冬季五輪・パラリンピックでは、デジタルヒューマン「冬冬(ドンドン)」がプロモーション活動で活躍した。ドンドンは中国EC最大手のアリババ集団の研究機構「達摩院」(ダモアカデミー)により開発された人間らしさを追求したデジタルヒューマンで、北京冬季五輪のファンをはじめとする消費者とインタラクティブに交流できる。 -
- 2022.02.18
バイドゥ メディア系大学とコラボしバーチャルキャンパスを構築 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年1月17日、メディア研究などに強みを持つ中国伝媒大学(CUC)と開発した、CUCの実際のキャンパスをバーチャル化した「CUCバーチャルキャンパス」を、一般向けに体験可能にしたと発表した。このバーチャルキャンパスは、バイドゥが21年12月に発表した自社開発のメタバースプラットフォーム「希壤(シーラン)」上で実現したものだ。その全貌について、紹介する。 -
- 2022.02.14
ファーウェイ よりリアルなデジタルヒューマンの制作を支援 中国湖南省の衛星テレビ局「湖南衛視(湖南チャンネル)」が制作するバラエティー番組「你好、星期六(こんにちは、土曜日)」では、人間そっくりなデジタルヒューマン「小漾(シャオヤン)」が司会者として活躍している。湖南広播電視力台の5G重点実験室とVR(仮想現実)コンテンツの制作会社「芒果幻視(MANGO XR)」が開発し、背後では中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が技術面を支えている。 -
- 2022.01.28
テンセント 自社のデザインノウハウを積極的に外部に公開へ 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2021年12月23日、自社の企業向け設計システム「T Design」のオープンソース化を発表した。T Designは、テンセントの約300人のデザイナーと開発者が共同で制作し、500件以上のプロジェクトで実際に使用されたものである。テンセントは、このシステムをオープンソースとすることで、ユーザーや業界内の連携企業と共同で、競争力のあるデザインシステムにしていくことを狙いとしている。 -
- 2022.01.24
アリババ 国内IT企業初のカーボンニュートラル行動リポート発表 中国EC最大手のアリババ集団は2021年12月17日、「アリババ・カーボンニュートラル行動リポート」を発表した。内容は、2030年までに実現を目指す3大目標で、「2030年までに自社内におけるカーボンニュートラルの実現」「2030年までに自社の川上から川下までのバリューチェーンにおける二酸化炭素排出量の半減」そして「グリーンなクラウドで、自社エコシステム全体の二酸化炭素排出量の15億トン削減」の3つだ。 -
- 2022.01.13
バイドゥ メタバースでAIカンファレンスを開き新構想などを発表 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2021年12月27日、自社開発のメタバースアプリ「希壤(シーラン)」上で「2021年百度AI(人工知能)開発者大会(2021 Baidu Create AI Developer Conference)」を開催した。バイドゥの董事長兼CEO(最高経営責任者)の李彦宏(ロビン・リー)氏は、今回の大会テーマを「創造者精神」とし、「人とロボットが共生する時代が現在まさに到来しており、創造者たちが中国AIの黄金期10年を迎えようとしている」と主張した。 -
- 2022.01.06
ファーウェイ 深センの低炭素都市構築に貢献 その取り組みとは 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は、2021年12月16日~17日に広東省深セン市で開かれた「2021カーボンピーク・カーボンニュートラルフォーラムおよび第9回深セン国際低炭素城フォーラム」にて、総合スマートエネルギーソリューションを初公開した。同ソリューションは、同区域の深セン国際低炭素城(インターナショナルローカーボンシティ)の国際低炭素コンベンションセンターに導入されている。 -
- 2021.12.24
テンセント 「デジタル政府」の全面アップグレードに取り組む 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、2021年11月26日から27日の2日間にかけて、中国広東省広州市で開催された第1回デジタル政府建設サミットにて、同社が推進してきた「デジタル政府」を全面的にアップグレードしたことを正式に発表した。同サミットは、中国でデジタル政府という領域で最も権威あるイベントだ。テンセントが取り組むデジタル政府のアップグレード内容は大きく3つあり、その取り組みがどのようなものなのか紹介する。 -
- 2021.12.17
アリババ最大のショッピングセール 2021年の特徴とは 中国EC最大手のアリババ集団が毎年「独身の日」に開催する中国最大のネットショッピングセール「Tモール・ダブルイレブン・グローバル・ショッピング・フェスティバル(天猫ダブルイレブン)」が2021年11月1日から11日にかけて開催された。11日間の総取扱高は、過去最高額となる5403億元(約9兆6500億円)を記録した。これまでと異なる点として、業務のクラウド移行やスマート工場、環境に優しい技術応用があり、今回はその3つを紹介する。 -
- 2021.12.10
バイドゥの「初心者ドライバー向けナビ機能」 3つの特徴とは? 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)傘下の地図サービス「百度地図(バイドゥマップ)」は2021年11月、初心者ドライバー向けナビ機能をリリースした。バイドゥマップ内の従来の標準的なナビ機能に加えて、初心者向けのナビモードという選択肢が新たに増える形だ。これは、初心者ドライバーに適したルートをスマートに選択し、より初心者ドライバーの運転習慣に寄り添った音声アシスタントとルート案内を提供することで、安全運転を支援するものである。 -
- 2021.12.03
ファーウェイの技術「サイバーバース」とは? 現実と仮想が融合 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2021年10月、中国広東省東莞(とうかん)市松山湖に置かれている自社研究開発基地「松山湖キャンパス」にて、AR(拡張現実)技術を活用したミッション型イベントを開催した。同イベントでは、専用のARアプリ「星光巨塔(直訳で、星の巨塔)」が用意された。参加者は同アプリを敷地内で使うことで、現実とバーチャルが融合した世界を体験でき、複数人数でプレーできるミッション型イベントなどを楽しんだ。 -
- 2021.11.26
テンセント スマート運転車両専用の没入式スマートマップを発表 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2021年11月3日から4日の2日間、中国湖北省武漢市で自社イベント「騰訊全数字生態大会(テンセント・デジタル・エコシステム・サミット)」を開催した。そこで、テンセントは、人と車両の共同運転で生じる課題の解決を狙って設計した地図「騰訊智駕地図(テンセントスマートドライブマップ)」を発表した。テンセントが打ち出した新たなマップとはどのようなものか紹介する。 -
- 2021.11.19
アリババ 最新スマートオフィスソリューションを発表 中国EC最大手のアリババ集団は2021年10月19日から22日の4日間、本社を置く浙江省杭州市で開催した年次大型テクノロジーカンファレンス「2021 杭州・雲栖大会」で、スマート・オフィス・ソリューションを発表した。アリババ集団傘下のクラウドサービス部門「阿里雲(アリクラウド)」が発表したAI(人工知能)会議アシスタントの「聴悟(ティンウー)」と、改良をへたクラウドコンピューター「無影(ウーイン)」が注目を集めた。 -
- 2021.11.12
バイドゥ テクノロジーオープンデー「Apollo Day」を初開催 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2021年10月28日、同社の自動運転プラットフォームであるApollo(アポロ)のテクノロジーオープンデー「Apollo Day(アポロデイ)」を初めて開催した。会場では、ライドシェア用自動運転車「Apollo Moon(アポロムーン)」の3つのコラボレーション車を一斉に公開した。それらに共通する特徴は、量産の実現、AI(人工知能)による自動運転、そして高速通信規格「5G」によるクラウド運転代行の3つだ。 -
- 2021.11.08
ファーウェイ 全自動スマートコンテナターミナルを“開港” 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2021年10月17日、中国・天津港におけるスマートコンテナターミナルの運営開始を、提携企業と共同で発表した。このコンテナターミナル構内の水平搬送を担うスマート水平搬送システムは、ファーウェイをはじめ、天津港を統括する中国国有企業の天津港集団、中国国有通信最大手の中国移動(チャイナモバイル)などが連携して構築。竣工から1年余りという短期間で運営開始にこぎ着けた。 -
- 2021.10.28
テンセント 最新のスマート医療ソリューションを多数発表 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2021年10月1日、コロナ禍により1年間の延期を経て開幕された「2020年ドバイ国際博覧会」にて、医療AI(人工知能)領域の新技術を駆使した「スマート医療」の成果を発表した。成果には、「新型コロナウイルス感染AI補助診断ソリューション」「ブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)によるリハビリ支援技術」「眼底疾患AIスクリーニングシステム」、そして「AIスマート診察システム」の4つがある。 -
- 2021.10.21
アリババ AI物流ロボットの国内実装台数を3年後1万台に拡大へ 中国EC最大手のアリババ集団の研究機構「達摩院」(ダモアカデミー)は2021年9月下旬、1年前に実装を開始したAI(人工知能)物流ロボット「小蛮驢」(シャオマンリュー)を利用した配送の累計注文回数が、既に100万回を超えたと発表した。中国では、52カ所の都市で160以上の社区(中国独自の地域コミュニティー)や大学のキャンパス内で荷物を配達しており、20万人以上の消費者にサービスを提供している。 -
- 2021.10.14
バイドゥ 串の本数を瞬時に数える飲食店向けAIツールをリリース 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2021年9月下旬、アプリ内で開くことが可能なミニプログラム「百度AI数簽神器(直訳で、バイドゥAI串数計算神器)」をリリースした。このミニプログラムは、バイドゥの検索アプリ「百度」上で開くことが可能で、串を扱う飲食店はAIを使って串数の集計が簡単にできる。バイドゥは人々の暮らし中で、AIをより身近な存在にしている。