中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は、2021年12月16日~17日に広東省深セン市で開かれた「2021カーボンピーク・カーボンニュートラルフォーラムおよび第9回深セン国際低炭素城フォーラム」にて、総合スマートエネルギーソリューションを初公開した。同ソリューションは、同区域の深セン国際低炭素城(インターナショナルローカーボンシティ)の国際低炭素コンベンションセンターに導入されている。

広東省深セン市龍崗区にある深セン国際低炭素城(インターナショナルローカーボンシティ)の様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)
広東省深セン市龍崗区にある深セン国際低炭素城(インターナショナルローカーボンシティ)の様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)

ファーウェイの総合スマートエネルギーソリューション、3つの特徴

 ファーウェイが提供する総合スマートエネルギーソリューションには、3つの特徴がある。1つ目は、「スマート発電」だ。ファーウェイは、深セン国際低炭素城内にある国際低炭素コンベンションセンターのエリアにおいて、分散化したスマート太陽光発電ソリューションを提供している。このソリューションは、太陽光発電装置をモジュール化して、それぞれの発電を最適化する仕組みとなっている。この仕組みは、屋上の太陽光発電量を従来よりも6.3%上昇させることができる。加えて、安全面では、AI(人工知能)によるスマート電気炉保護機能により、火災リスクを減らすと同時に、人や財産の安全も保証する。

ファーウェイが設置する分散式スマート太陽光発電装置の様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)
ファーウェイが設置する分散式スマート太陽光発電装置の様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)

 特徴の2つ目は、スマート蓄電だ。ファーウェイは、同エリアの建造物に独自のスマート直列式蓄電システムを搭載している。従来は複数の蓄電池をそのまま直列でつないでいた。これを、それぞれの蓄電池をスマート化させた上で、直列に配列した構造に特徴がある。1つの蓄電システムに3つの蓄電池があり、蓄電量の95%まで放電できると仮定した場合、従来では残量がそれぞれ5%と11%、15%と蓄電量がばらばらで、うち1つが5%になっているためこれ以上放電できない。これが各蓄電池をそれぞれスマート化することで、全て残量5%にすることができ、最大限まで放電できる。こうしたスマート蓄電池を直列配列した構造により、放電量を従来の約15%も増やすことができ、1キロワット時の蓄電コストを約20%削減できる。

ファーウェイが提供するスマート直列式蓄電システムの様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)
ファーウェイが提供するスマート直列式蓄電システムの様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)

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