中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2021年10月28日、同社の自動運転プラットフォームであるApollo(アポロ)のテクノロジーオープンデー「Apollo Day(アポロデイ)」を初めて開催した。会場では、ライドシェア用自動運転車「Apollo Moon(アポロムーン)」の3つのコラボレーション車を一斉に公開した。それらに共通する特徴は、量産の実現、AI(人工知能)による自動運転、そして高速通信規格「5G」によるクラウド運転代行の3つだ。

Apollo(アポロ)のテクノロジーオープンデー「Apollo Day(アポロデイ)」で発表された「Apollo Moon(アポロムーン)」の3つのコラボレーション車(画像はバイドゥのニュースリリースより)
Apollo(アポロ)のテクノロジーオープンデー「Apollo Day(アポロデイ)」で発表された「Apollo Moon(アポロムーン)」の3つのコラボレーション車(画像はバイドゥのニュースリリースより)

 今回のイベントでバイドゥが発表したアポロの自動運転車は第5世代に当たる。第4世代では単一モデルだったが、第5世代では新たに3モデルが発表され、計4モデルになった。その最新の3つの車種とは、中国国営自動車大手である北京汽車集団傘下の高級電気自動車(EV)ブランド「極狐(アークフォックス)」モデル、新興EVメーカーである威馬汽車のEVブランド「威馬汽車(WM Motor)」モデル、そして広州汽車集団のEVブランド「埃安(AION)」モデルである。

アポロムーンの3つの特徴

 3車種を発表したアポロムーンには、共通する3つの特徴がある。

 1つ目は、量産を可能にしているプロダクトアーキテクチャーだ。アポロムーンは、自動運転を実現する「アポロ・ナビゲーション・パイロット(ANP)」のうち、完全自動運転(レベル4)の技術を搭載した自動運転タクシー「Robotaxi(ロボタクシー)」向けの「ANP-Robotaxi」のアーキテクチャーを採用している。これにより、自動運転車キットを軽量化するだけでなく、走行時に生成されるデータを車両に搭載したシステムで即時に共有し、そのデータに基づいて自動運転を修正していくことができる。

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